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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 小川彩佳をテレ朝が潰しにかかる

TBS移籍の小川彩佳アナを古巣テレ朝が姑息な手段で潰した!? 新生『NEWS23』は不本意な低視聴率で船出

 4月上旬にテレビ朝日を退社した小川彩佳アナがメインキャスターに起用された、TBS系の新生『NEWS23』が3日にスタートしたが、古巣のなんとも姑息な手段もあってか、不本意な低視聴率で船出した。

 同番組は、MCからアンカーにスライドした星浩氏(元朝日新聞政治部特別編集委員)を除き、出演者を一新。セットもオープニング、エンディングのテーマ曲もガラッと変わり、まるで別番組になったかのような大リニューアルを敢行するなど、小川アナは“VIP待遇”で迎えられた。

 番組開始前のコーナーで小川アナは「今日から『NEWS23』のメインキャスターを務めます小川彩佳です。喜びや悲しみといったニュースをめぐる温度、熱のようなものを皆さんと共有できるような、そんな地続きの場を作っていきたいと思います」と所信表明。

 続いて、小川アナは冒頭で「今やスマホで、どこでも誰でも簡単にあらゆる情報にアクセスできる時代に、このようにテレビをつけて『NEWS23』をのぞきに来てくださっている皆さんと、私自身も一緒に考え、感じ、気づき、そして触れる。ネットを見ながらでもいいですし、晩酌しながら、また半分お布団に入っている状態でもいいです。一緒にこうしてつながっていられる、そんな1時間を毎晩もてたらと思います」とあいさつした。

 初日とあって、小川アナは意識したのか、古巣の『報道ステーション』時代には、あまり見られなかった現場取材にも赴き、ノースリーブ姿も早速披露。単に原稿を読むだけではなく、小川アナも積極的に意見を述べるなど、ジャーナリストとしての持ち味も発揮した。さすがに、『報ステ』のサブキャスターを7年半務めた経験から裏打ちされた安定感は抜群だった。また、故・筑紫哲也さんがMC時代に定番のコーナーだった、問題点を掘り下げる「♯異論反論オブジェクション」が復活するなど、新旧取り混ぜた内容で、王道の報道番組であることをしっかり示した。

「小川アナは緊張感もあったでしょうが、本来いるべき、地上波の報道番組に戻って、生き生きして見えました。『報ステ』時代は古舘伊知郎アナや富川悠太アナに気を遣わなければならなかったわけですが、その必要もなくなり、『NEWS23』の方が彼女のキャラクターも出せるんじゃないでしょうか」(女子アナウオッチャー)

 番組内容的には期待感を抱かせた、新生『NEWS23』だが、3日の視聴率は4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と意外にも低調だった。前週の視聴率は5月27日=4.4%、28日=4.8%、29日=4.6%、30日=5.1%、31日=4.1%で、放送開始時間が30分遅い金曜(31日)以外のすべての日で、前週を下回ってしまった。同じ月曜で比較すると、27日より0.1ポイントダウンとなってしまったのだ。

 これだけ、話題性が抜群で、小川アナの人気もそれなりにあるはずだが、なぜ前週より数字を下げるような事態になってしまったのか? その一因は、古巣・テレ朝が仕掛けた“小川アナ潰し”であろう。

 同局は、通常の月曜日は『報ステ』終了後の午後11時20分から、通常は『陸海空 こんなところでヤバぃバル』を放送しているが、3日は“特番”として、人気バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』の「月曜日に里帰りSP」をオンエアしたのだ。

 同番組は、オードリー・若林正恭と弘中綾香アナが司会を務め、3月まで月曜の同枠で放送されていたが、視聴率も好調のため、4月から土曜プライム帯(午後10時10分から)に昇格し、『陸海空』と入れ替わったばかり。6月1日も通常通り、オンエアされていたが、3日深夜に特番を放送した。

 深夜帯の人気番組の特番をゴールデン・プライム帯で流すことはよくあるが、プライム帯の番組の特番を、わざわざ深夜帯でオンエアするなど異例中の異例で常識外。これは、『陸海空』より、『激レアさん』を放送した方が高い数字が取れると判断したものと思われ、明らかに小川『NEWS23』の船出を打ち砕こうという同局の意図が見てとれる。

 今後も同局が午後11時台に人気番組の特番を編成してくる可能性は十分。特に打ち切りもウワサされた『陸海空』に関しては、10月の改編で、番組終了もしくは、さらに深い時間に繰り下げて、数字が取れそうな新番組をスタートさせることになるかもしれない。

 姑息ともいえそうな手段で、同局が『NEWS23』潰しに出たわけだが、小川アナも負けずに対抗してほしいものだ。

最終更新:2019/06/06 14:12
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