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ジャニー喜多川さん訃報、速報で”過去映像と詳細”を伝えた緊迫のメディア事情

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川(本名・喜多川擴=きたがわ・ひろむ=)社長が今月9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため都内の病院で亡くなったことが同事務所から発表された。

 87歳になるジャニー社長は、先月18日に都内の病院に救急搬送され、搬送先の病院にメディアが集まるなどその容態が注目を集めていた。

 多くの所属タレントが連日お見舞いに駆け付ける中、同事務所は今月1日、ジャニー社長が解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で入院中であることを明らかに。

 回復が待たれたが、懸命な治療も実らず、息を引き取った。

 事務所の発表によると、ジャニー社長は搬送後、集中治療室での懸命な救命措置もあり、一般病棟に移るなど回復の兆しもあったそうで、入院中は病室に所属グループ、タレントの楽曲の流れる中、仕事の合間を縫って御見舞に駆け付けた“子供達”とかげかえのない時間を過ごしたという。

 他方、マスコミ関係者の間では先月の救急搬送、今月1日の事務所による発表以降もその容態に関するさまざまな噂が取り沙汰されていた。

 ジャニー社長の訃報は9日深夜にテレビ番組やインターネットサイトなどで一斉に伝えられたが、スポーツ紙のデスクは明かす。

「事務所からは午後10時30分にFAXを通じてマスコミ各社に知らされました。情報解禁時間は午後11時30分とし、テレビ各局には事前の情報漏洩を防ぐ意味で、情報解禁時間までは事務所前や病院にテレビクルーを置かないようにという通達もあったそうです」

 そうした中、同時間帯にニュース番組、情報番組を放送していたNHK、日テレ、TBSが「速報」としてジャニー社長の訃報を報じたが……。

「日テレとTBSは解禁時間に合わせて真っ先に訃報を伝えられるように、CM間隔を調整していたようです。とくに『24時間テレビ』のチャリティーパーソナリティーをはじめ、数多くのドラマや情報番組にジャニーズタレントを起用し、ジャニーズ事務所と最もパイプが太いと言われる日テレは所属タレントの過去映像などもふんだんに使用し、ジャニー社長の訃報を大きく取り上げていましたね」(別の芸能事務所のマネジャー)

 また、ジャニー社長の訃報を受けて、スポーツ紙ではスポニチ続き、日刊スポーツがそれぞれのWEB版で、藤島ジュリー景子副社長の社長就任および、子会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任した滝沢秀明氏が新社長をサポートする新体制に言及する記事を公開した。

 そして数多くのメディアが今現在もさまざまな記事をネット上に公開しているが、ジャニー社長のこれまでの比類なき功績を考えれば自然な流れだろう。

 日本の芸能史に燦然と輝く希代のタレントプロデューサーの冥福を祈るばかりである。

最終更新:2019/07/10 09:58
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