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Amazonより一足お先に…中国のドラッグ密売組織、ドローンでブツを宅配か⁉

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 世界の先端を行く、”ドローン大国”中国。農村部では2016年からECサイト大手・京東集団がドローンを使った宅配サービスを開始させるなど、ドローン技術が社会に大きな変革をもたらすようになった。

 一方で、この最新技術が犯罪組織にも悪用されているという。

「長江網」(7月3日付)によると、湖北省孝感市孝南区で、違法薬物を密売していた容疑で2人の男が逮捕された。男たちのアジトからは、アンフェタミン系の違法薬物5,876錠、覚せい剤2キロのほか、おもちゃの小型飛翔体を改造した“ドローン”が押収されている。警察によれば、この小型飛翔体には小型カメラなどが取り付けられており、男たちはこれにブツを載せ、引き渡し場所まで配達していたというのだ。

 実はドローンを利用した違法薬物取引は、世界的に見れば決して珍しい手段ではなくなりつつある。今年1月、スペインではドローンを使用し、大麻の密売を行っていた組織が摘発された。イギリスでは、ドローンを使って違法薬物やポルノ雑誌などを刑務所内へ送り届けていた事例も報告されている。

 一方、中国ではスマートフォンの密輸事件も発生している 。昨年3月 、香港から深セン市に5億元(約 84億円)分のスマートフォンを密輸していた容疑で26人が逮捕された。この事件では、ドローンを使って両市にある建物をケーブルでつなぎ、香港側からスマホを袋に詰め、巻き上げ機を使って深セン側で回収していたという。一度に10台、深夜から朝5時まで稼働し、毎日1万~1万5,000台を密輸。スマホの価格差を利用して荒稼ぎしていたようだ。

 人々に利便性をもたらす最新テクノロジーが犯罪に悪用されるという事件は、今後も増えそうだ。

(文=青山大樹)

最終更新:2019/07/23 21:00
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