日刊サイゾー トップ > 芸能 > お笑い  > 吉本興業から漏れてきた本音
本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

吉本興業から漏れてきた本音と未来図「加藤浩次や近藤春菜が辞めても痛くもかゆくもない」

ハリセンボン・近藤春菜

 所属タレントによる特殊詐欺グループへの闇営業に端を発した吉本興業のお家騒動。その収拾に向け、ダウンタウン・松本人志に続き、吉本のトップスターである明石家さんまが大崎洋会長と会談。さらには、暴力団との黒い交際を認めて電撃引退した島田紳助までが登場し、週刊誌上で吉本の現状を憂慮している。

 紳助の発言の骨子は、「大崎(会長)さんにも岡本(社長)さんにも顔が利いて、なおかつ後輩の面倒を看られるのは、今は松本だけやと思う。ここは松本の頑張りに期待するしかない」「大崎さんを辞めさせたら、吉本は終わりや」というもの。筆者も紳助の意見に同感だ。

 今から12年前、吉本では、創業家と現経営陣との間で“お家騒動”が勃発した。旧態依然とした創業家に牛耳られる吉本から脱却するため、大崎会長は身を挺して戦い、創業家からの離脱を実現させた。その後、吉本の上場廃止に踏み切り、創業家との関係を完全に断ち切って新生・吉本をスタートさせたからこそ、今があるのだ。その最大功労者である彼が辞任したら、吉本の未来は不安定なものになるだろう。

 そもそも、彼ほど吉本内でカリスマ的な存在は、ほかにいない。

 マスコミでは、大崎会長との会談を受けて、松本が吉本内に「松本興業」を起こすことを提案したとか、さんまが「明石家興業」を設立して、そこに不満分子を参加させることにした、などという憶測が報じられているが、松本にしろ、さんまにしろ、芸能プロの経営など不可能だ。なぜなら、芸人に限らず、芸能人は自分が一番だと自負しているから、後輩のマネジメントは務まらない。もし、経営側に回るのであれば、現役を引退する覚悟が必要だが、2人にそのつもりはさらさらないだろう。かといって、今回の騒動を憂慮している紳助も、「今さら芸能界に戻る気はない」と断言。事態収拾に乗り出す気はない。

 もっとも、誰も責任を取らないのでは、所属芸人も世間も納得しない。

 筆者が思うに、会見で墓穴を掘った岡本明彦氏が責任を取って社長を辞任し、逆に同会見で男を上げた藤原寬副社長を社長に昇格させるのが、最善策ではないか。

 藤原副社長は、岡本氏と違って腰が低く、周囲からの信頼度や好感度も高い。そのうえで、松本の信頼が厚い大崎会長のもと、出直すのがベストだろう。

 ところで、今回の騒動では、自身の進退をかけて、大崎会長らの退陣を求めた加藤浩次の言動にも注目が集まった。この背景には、06年に淫行事件を起こして吉本を契約解除された相方・山本圭壱の処遇をめぐる積年の恨みがあるのは間違いない。

 その加藤の怒りも、時間が経つにつれトーンダウンしているが、吉本の上層部にとっては「加藤が辞めても、痛くも痒くもない」というのが本音だという。

 実際、加藤が『スッキリ!』(日本テレビ系)で偉そうなことを言っていられるのは、吉本のバックボーンがあってのこと。そしてそれは、同番組でレギュラーコメンテーターを務め、「吉本は上層部の人だけのものじゃない」と批判した、ハリセンボン・近藤春菜も同様だ。6000人ものお笑い芸人を抱える吉本にしてみれば、2人の代わりはいくらでもいるのだ。

 吉本にそんなに不満を持っているなら辞めたらいいだろう。独立しても仕事が入ってきたなら、それが実力というものだ。2人に限らず、今回の騒動に便乗して吉本批判をした芸人たちもだ。
 
 吉本側も、騒動を拡散してきた不満分子には辞めたもらったほうがスッキリする、と考えているという。いずれにせよ、1日も早い吉本の再出発に期待したい。

最終更新:2019/08/05 09:28
こんな記事も読まれています

吉本興業から漏れてきた本音と未来図「加藤浩次や近藤春菜が辞めても痛くもかゆくもない」のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店

すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、かく語りき

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

トップページへ
注目記事
  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • feed
イチオシ企画

【日刊サイゾー/月刊サイゾー】編集・ライター募集のお知らせ

現在「日刊サイゾー/月刊サイゾー」 編集部のスタッフを募集しております。
写真
特集

ジャニーズ新体制始動でざわざわ

TOKIO城島結婚で山口が電撃復帰に現実味!?
写真
人気連載

アインシュタイン稲田、今後の課題

 今回取り上げるのは“稲ちゃん”こと、アイン...…
写真
インタビュー

東京五輪ボラ問題、なぜ報じない?

 東京五輪・パラリンピックの開催まで、あと2年を切った。56年ぶり2度目の開催にマス...
写真