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「アメリカ人には渡さない!」在米中国人が現地でマスクを買い占めして大炎上

アメリカでマスクを買い占めて大はしゃぎする中国人女性(「微博」への投稿より)

 新型コロナウイルスの感染拡大が中国で表面化した際、日本のドラッグストアで中国人によるマスク買い占めが起きたことは記憶に新しいが、アメリカでも同じことが起きていたようだ。

 香港メディア「東網」(4月3日付)などによると、フロリダ州在住の中国人女性(37歲)が、動画共有アプリTikTokの中国版「douyin(抖音)」でスーパーでの買い物の様子をライブ配信したところ、批判が殺到。動画はTwitterでもシェアされ、瞬く間に拡散された。

 女性はショッピングカートに大量のマスクの箱を入れると、喜びを抑えきれず「うれしすぎる」と連呼。「泥棒になった気分」とはしゃぐと、「アメリカ人にはひとつもやらない」と宣言。「彼らはまだマスクに対して販売制限があることを知らない。早く会計して立ち去らないと」と言っていそいそと会計を済ませると、駐車場に止めてあったピックアップトラックへ。なんとその荷台には、大量のマスクの箱が積まれていたのだ。彼女の買い占めはこれで終わらず、さらに別の店へ行き、大量のマスクを購入していた。

 これには中国人からも非難轟々。「恥知らずの極み」「アメリカで買い占めて、中国に高額で売るんだろ」「こういう人間によって、中国人が蔑視されるんだ」などといった声が上がった。

 どうやら彼女はアメリカで購入した商品を中国で売りさばく「代理購入(代購)」をなりわいとしているようだが、動画が炎上したことを受け、中国版Twitter「微博」で釈明。「動画は1月29日に撮影したもので、中国に発送したのは同31日の一度だけであり、あの時は世界中の華人が中国に物品を寄贈していたので、自分も利益はない」としている。しかし、動画でのはしゃぎようを見ると、利益がないとは到底信じられない。

 フロリダでは先日も中国人マスク転売屋がFBIによって逮捕されたばかりだが、これが引き金となって、アメリカ人によるアジア人差別がさらにエスカレートしなければいいが……。

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)

明治大学卒業後、中国の重慶大学へ留学。メディア論を学び、帰国後は中国の社会問題についてウェブメディアを中心に執筆している。

ひろせだいすけ

最終更新:2020/04/08 20:00
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