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新型コロナ禍で阪神タイガーズが激震! プロ野球選手とタニマチの「切っても切れない関係」

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 先日、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手らが会食、新型コロナウイルスに感染したことで「タニマチ」と呼ばれる支援者との会食が注目されている。球界関係者いわく令和の時代になっても「この部分だけは昭和の時代から止まったまま」と苦笑する。そもそも、タニマチと呼ばれる支援者には何種類かあるという。

「まずはホーム(本拠地)で面倒を見る支援者。阪神なら北新地、ミナミ、芦屋などで会食をすることが多く、半分以上は熱狂的な虎党に自慢したい輩が多い。2つ目は飲食店のオーナーで、自分の店を無料や格安で使わせる代わりにSNSなどで『来店してくれました!』と宣伝ツールに利用する。タクシー代が出たり、カラオケバーなら常連の女の子を呼んでおいて、持って帰らせる場合もあります」(同)

 ビジター(敵地)でも重要な存在だ。スポーツ新聞記者が語る。

「セ・リーグ、パ・リーグともに本拠地がある場所にはタニマチが点在。断トツで多いのは東京です。不動産、医者、実業家などカタギの仕事をしている人も多いですが、中には反社会的勢力のフロント企業のトップが混ざっている場合も。こうした人たちが時々『後輩を紹介したい』と会食の場に選手が行くと、やはりスジがよくない人たちが集まる傾向はある」

 前出の球界関係者はまた若手でも「遠征中、可愛がってくれる先輩に連れられて食事に行くと、その場でタニマチを紹介されて今ならその場でLINE交換。『いつでも食事ご馳走するから!』『女の子も用意するよ!』などと甘い言葉をかけられてごく自然な流れでハマる選手も多いです」というが……。

 そして、プロ野球選手にとって最もタニマチ需要があるのは2月の春季キャンプの時期だ。

「何せ1か月もずっと沖縄、宮崎など田舎に半ば“隔離”されますからね。キャバクラに出かけても他球団の選手が“お手つき”した夜の蝶が多く、まともな選手はなかなか手出しできない。そこで、タニマチの登場です。大阪や東京などから“接待要員”の女の子を連れてキャンプ地に旅行。休前日の夜、食事場所で合流します。ひとしきり食事して、2件目はバーやカラオケが定番、そして、最後は…。こうしてタニマチにどんどん貸しを作ってしまうが、時には恐喝の材料になりかねないと球団側は懸念しています」(同)

 近年は「景気後退のせいか、タニマチが以前より減った」と球界関係者は続けるが、それでも「セ・リーグの阪神、巨人、中日やソフトバンクなんかはまだまだ多いのが現状」(同)という。

 切っても切れない関係が続く限り、あらゆるトラブルや週刊誌の標的からは逃れられないのだ。

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最終更新:2020/04/06 15:00
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