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完璧主義者の苦悩も? 渡辺麻友、“アイドルの王道”を歩むことのストレス

渡辺麻友

 元AKB48で女優の渡辺麻友が芸能界を引退することを今月1日、所属事務所のプロダクション尾木が発表した。

 発表によると、渡辺はすでに先月末で同社を退社しているそうで、「この度、渡辺麻友より『健康上の理由で芸能活動を続けていくことが難しい』という申し入れがございました。数年に渡り体調が優れず、これまで協議を重ねて参りましたが、健康上の理由でしたので体のことを最優先に考え、本人の意思を尊重し契約を終了し、芸能活動にも終止符を打たせていただくこととなりました」と報告している。

 渡辺は、3期生としてAKB48に加入後、 “神7”の一人として人気を集めた。

 2014年に開催された「第6回AKB48選抜総選挙」では1位に輝いたほか、シングル曲の「心のプラカード」や「ラブラドール・レトリバー」などで単独センターを務めるなど、グループの顔として活躍。

 派生ユニット「渡り廊下走り隊」「渡り廊下走り隊7」のメンバーとしても活動し、12年には「シンクロときめき」でソロ歌手デビュー、フジテレビ系『戦う!書店ガール』(15年)、テレビ朝日系『サヨナラ、えなりくん』(17年)ではドラマ主演も果たした。

 17年のグループ卒業後はミュージカル『アメリ』で舞台初主演を務めたほか、昨年放送の広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説『なつぞら』では、ヒロインが勤めるアニメ制作会社の同僚役を好演していた。

「AKB48の卒業後、『アメリ』主演以来、一時期は露出を減らしており、『芸能活動をセーブしているのでは?』という話も流れていました。特に、かつてMCアシスタントを務めた『UTAGE!』(TBS系)の、今年2月の特番を欠席した際には、一部で引退説や体調不安説も取り沙汰されましたが、まさか本当に引退するとは……」と、スポーツ紙のデスクも電撃引退発表には驚きを隠せない。

 もっとも、アイドル誌のライターからはこんな声も。

「AKB48時代は、そのあまりにもストイックな姿勢から”アイドルサイボーグ”とも称された渡辺さんですが、初期の『総選挙』のスピーチの時、いつも涙をこらえてアイドルらしく笑顔でファンに感謝の言葉を伝えていた姿が今でも思い出されます。実際、インタビューなどの受け答えもアイドルとしては完璧といってもいいほどでした。ただその一方で、完璧主義者ならではの苦悩やストレスを抱えやすいタイプなのかなという印象も受けました。取材している際も、常にこちらの反応や表情を気にしている感じがありましたからね」

 そんな渡辺といえば、王道アイドルとして11年間ノースキャンダルを貫いたことでも知られているが、こんなエピソードも。

「AKB48時代、人気メンバーなので、週刊誌が渡辺さんをかなりマークしていたことがあって。当時、週刊誌のハリコミ記者に聞いたのですが、『彼女に関してはオトコの影どころか、たまにハメを外して盛り場に遊びに行くなんてこともなくて、ハッキリ言ってお手上げだよ』と愚痴ってましたね」(同アイドル誌ライター)

 芸能記者も舌を巻く完璧なアイドル道を公私両面で歩み続け、多くのファンから愛された渡辺だけに、芸能界引退後の第二の人生を謳歌してもらいたいものである。

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最終更新:2020/06/02 21:15
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