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なぜ霜降り明星せいやは、ネット上で下半身露出したのか? お笑い芸人の“ネットセクハラ”がやまないワケ

吉本興業公式サイトより

 今をときめく“お笑い第7世代”の筆頭コンビ・霜降り明星のせいやがファンの女性とテレビ会議アプリ「Zoom」でオンライン飲み会を行い、その席で下半身を露出したと「文春オンライン」が報じ、大きな話題となっている。

 所属事務所の吉本興業は、この報道に問題があるとして「法的措置を取る」としており、また、せいやの証言通りならば女性側は既婚の事実を隠し、性的なやりとりも同意の上だったなどとされている。

 事の真相は不明だが、いずれにせよオンラインで下半身をさらけ出していたことに関しては、あきらかに脇が甘かったと言わざるを得ない。

 この問題が報じられたことを受けて、レギュラーで出演している『おはスタ』(テレビ東京系)の19日放送回を、コンビで欠席することになった。

 吉本が法的措置を取ると発言したことで、今後どのような展開を見せるか、逆に事態が長引く事となってしまいそうだ。

 ところでせいやに限らず、芸人がSNSのメッセージ機能やLINEなどを使って女性に下半身などを露出した動画を送りつける事例は多い。最近だと2019年7月に、ウェストランド・井口浩之の、局部モロ出し写真がネット上に流出し、大きな話題となった。またこのほど、トイレ不倫で話題となっているアンジャッシュ渡部建も、報じた「週刊文春」の記事に、女性がLINE電話をオンにした途端、下半身がドアップで写っていたという証言が掲載されている。

 こうした露骨な下半身露出でなくとも、例えば不倫のやり取りや立場を利用したセクハラ的な文面がLINEなどに残り、そこから大問題に発展するケースもあとを絶たない。

「今の若い子は、やばそうな話は絶対にLINEでやりとりしません。なぜならすぐキャプチャされて、SNSでさらされますから」(芸能記者)というリテラシーが当たり前になっている中で、なぜ彼らはネット上に“ネタ”を残してしまうのだろうか?

「正直芸人は、ネットに詳しくない人がほとんどです。以前、インパルスの板倉俊之さんが小説を書いた際、最初はガラケーに打ち込んで書いていたと話していましたが、PCを扱ったことない人なんてめちゃくちゃいっぱいいますよ。もちろん最近ではスマホくらいは持っていますが、ツイッター投稿したりするくらいが関の山で、ナンパに使える便利なツールくらいにしか思っていません。そこが落とし穴なんですけどね……」(中堅芸人)

 いまだに“遊びは芸の肥やし”と言わんばかりに夜のネタもお盛んな芸人は後を絶たない。

「ちょっと知名度がある芸人ならば、ネットでファンとつながってすぐセックスできますからね。ネットリテラシーなんてなんのそので、夜な夜なツイッターでやれそうなファンを探しては、DMしたりしてますよ。

 せいやさんやウエストランドの井口さんは恐らく、さほど女性慣れしてなくて相手を信用しきっちゃってたんだと思います。その上で、心理的なミラーリングを利用して、『自分も脱いだんだから見せてよ!』みたいな、わかりやすい手を使っちゃったんでしょうね」(同)

 せいやはまだ20代だが、まさかZOOMでのやりとりが録画されてるとはつゆとも思わなかったのだろう。お笑い界には、ネットリテラシーの“向上委員会”が設置される必要がありそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2020/06/24 21:30
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