リン・チーリンと大物女性司会者がファンを巻き込み衝突!?　台湾芸能界で女帝対決勃発か？

　昨年6月にEXILEのAKIRAと電撃婚を果たしたリン・チーリン（林志玲）は、台湾の国民的女優として不動の人気を誇っている。しかし彼女にも、ライバルがいた。アイドル出身の女優で、番組司会者としても活躍するシュー・シーディー（徐熙娣）だ。

　シューは94年、姉のバービィー・スーと共にアイドルユニット“シスターズ・オブ・シュー”としてデビューし人気を博した。姉妹共に大の親日家として知られ、日本で音楽活動を行っていたこともある。アイドルとして活躍した後は、台湾の人気ドラマや映画に次々と出演し、04年からは台湾の超人気バラエティ番組で、自身最大の出世作にもなる番組『康熙來了』の司会者に抜擢され、12年間にわたり司会を務めた。

　アイドル歌手から台湾芸能界の重鎮となったシューだが、最近行ったSNS投稿が物議を醸しているという。

　騰訊新聞（8月19日付）は、今月19日にシューがインスタグラムに投稿した文章をめぐり、リン・チーリンのファンがシューと言葉の応酬を繰り広げたことを報じた。

　この日の投稿でシューは、暑がりな3人の子どもたちのために、自宅のエアコンの温度をかなり下げて生活していることを明らかにした。寒がりなシューは、エアコンの風に当たっていると頭が痛くなると語り、頭痛を防ぐため頭に短パンを被る様子を映したオモシロ写真を公開したのだ。

　しかし、この投稿にリンのファンと思われるネットユーザーから「リン・チーリンなら直接エアコンの風に当たっていても大丈夫だけどね」と、謎のツッコミが入る。何気ないネットユーザーのコメントだったが、これにシュー本人がすかさず「どうりで彼女の顔は乾燥しているのね」と、皮肉を込めた返答を行ったのだ。シューのファンもこれに加勢し、「さすがシュー！　鋭い返しだ！」など煽るコメントが寄せられた。

　リンといえば、AKIRAとの結婚後、メディアに露出する機会が減っており、時折り姿を現したかと思えば、表情が大きく変化しているので、整形疑惑や妊娠疑惑などが度々囁かれてきた。シューはこうしたリンの噂を意識してコメント返しをしたものと考えられる。

　こうした中、リンは翌日自身のインスタグラムを更新し、シューのコメントに対抗するかのように顔のアップ写真を公開した。

　台湾芸能界を揺るがす女帝同士のキャットファイトが勃発するかに思えたが、実はこの2人プライベートで仲が良く、昨年行われたリンの結婚式にもシューは参列し、スピーチを行うほどだったのだ。

　とはいえ、シューはこれまで「リンが引退すれば私が芸能界一の美女になれる」と公言するなど、リンに対抗意識を燃やしていたことも事実。整形疑惑まで噴出している今のリンの顔をネタにすること自体、何かしらの悪意を感じてしまうのだが……。

廣瀬大介（ひろせ・だいすけ）

明治大学卒業後、中国の重慶大学へ留学。メディア論を学び、帰国後は中国の社会問題についてウェブメディアを中心に執筆している。

ひろせだいすけ