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Tuesday Morning Reviews #19

ローカルもつ焼き・宇ち多゛がセブンとコラボハイボールで話題沸騰中 間違いなくくるコラボ焼酎ブーム

話題沸騰中のローカルもつ焼き・宇ち多゛がセブンとコラボハイボール 間違いなくくるコラボ焼酎ブームの画像1
宇ち多゛の梅割りがまさかのチューハイに!

 1年間に5000品超の新商品が並んでいる日本のコンビニエンスストア。本コラムでは、流通アナリスト・渡辺広明氏と主夫リーマン・テキパキオ氏がコンビニの新商品を独断と偏見でチェックし、そのポテンシャルを予測する。

渡辺広明(以下渡辺):10月1日から酒税法が改正されて、ビールが350ミリリットル当たり7円下がる一方で、発泡酒は据え置き(※麦芽比率25%未満据え置き、25~50%は減税だがほぼ該当商品なし)、新ジャンルが10円値上がりします。

テキパキオ(以下パキオ):今、スーパーのお酒売り場に行くと、新ジャンルを中心に買いだめ需要を狙って6缶パックやケースが並べられていますよ。

渡辺:僕はそんなに飲まないからほぼ影響ないんだけど、みなさんはどう受け止めているの?

パキオ:僕はビールも好きですけど家ではハイボールを飲むことが多いので、ビールは飲みたいときに買う程度。なので、たまに飲むビールが安くなって良かったな~という印象です。あとお皿が欲しいときにはサントリーの「金麦」信者になりますけど、一番影響がデカいのは、新ジャンルを毎日飲んでいた人たちだと思います。

渡辺:そうだね、ビールが高いから発泡酒、新ジャンルと変更を余儀なくされた人たちにとっては明らかにバッドニュース。2026年にはビール税が一本化される予定だけど、そうなると発泡酒と新ジャンルの立場が微妙になりそうだ。

パキオ:せっかくビールメーカーが苦心して生み出した代替品なのに、かわいそうな気もしますよ。特に発泡酒は、「ビールよりちょっと安いだけで新ジャンルよりちょっと高い」という中途半端な立ち位置になってしまいました。スーパーが買いだめをプッシュしているのも新ジャンルばかりでした。

渡辺:キリン「淡麗」なんかは認知度が高いブランドだから、しばらくは続きそうだけど、26年になるころにはコンビニから発泡酒が消えている可能性もないとはいえないね。「金麦」、「のどごし生」(キリン)、「クリアアサヒ」(アサヒ)など新ジャンルのほうがまだ勢いがある気がする。

パキオ:ビールよりも伸びるのはRTD(Ready To Drink)でしょう。2016年以降は2ケタ以上の成長率を見せており、こちらは26年まで税率が据え置き。僕は正直、ストロング系チューハイはあまり好きじゃないですが、チューハイに追い風が吹いていることは確かです。

渡辺:それで今週は新発売の缶チューハイを飲もうと提案したわけですね?

パキオ:それだけじゃないです。セブン-イレブンが先行発売した「焼酎ハイボール 立石 宇ち多゛のうめ割り風」(税込み150円)は日本中ののんべえを驚かせたと思います!

渡辺:立石の有名なもつ焼き屋さんでしょ? ここ数年は京成立石、赤羽、野毛あたりのレトロな横丁の居酒屋さんが注目を集めていたよね。

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ここまでローカルルールがある店も少ない?

パキオ:実際に「宇ち多゛」では、アルコールが入った状態での入店禁止、名物「うめ割り」は5杯までといったルールがあるんですけど、こういう商品が出るとより気軽に楽しめる気がしていいと思います。まぁ、フツーに考えて本家の「うめ割り」は25度の宝焼酎に梅シロップを入れた飲み物なので、5杯も飲んだらかなり酔っ払うんですけど……。

渡辺:有名な居酒屋さん監修のハイボールって、もしかしたらカップラーメンみたいになるんじゃないかと思う。今じゃコンビニでは当たり前の商品になっているけど、有名ラーメン店とのコラボカップ麺が出始めたのは2000年前後。今後は知名度の高い居酒屋さんやバーのハイボールが「名店の味」シリーズとして商品化されるかもしれません。なにしろ飲食店はコロナの影響で苦境に立たされていますから、コンビニの店舗数で流通するというのは悪くない話でしょう。

パキオ:「焼酎ハイボール 立石 宇ち多゛のうめ割り風」は11月10日から全国発売が決まっていますから、店舗にとっては認知度向上も間違いないと思います。

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