日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 菅政権の行政改革は“年金制度廃止”の布石!?
週刊誌スクープ大賞

菅政権が進めるデジタル庁や縦割り行政廃止は“年金制度廃止”の布石だった!?

 ところで9月29日の朝日新聞一面を見て驚いた。「暮らし変わる秋 10月から、最低賃金引き上げ・NHK値下げ…」大見出し。だが読んでみると、「酒税法の改正で、350ミリリットルあたりでビール(税額77円)が7円減税となり、割安な第3のビール(同28円)は逆に9・8円増税される」というのはいいが、「働く人の最低賃金は10月以降、40県で3~1円引き上げられる。全国の加重平均額は902円と、現在の901円から1円増える」

 おいおい、最低賃金が1円増えても暮らしは変わらないだろう。8時間働いて8円。月20日働いて160円だぜ。すき家の牛丼1杯食べられない。

 最低賃金は少なくとも時給1400円~1500円なくては普通の暮らしはできない。昨年は26円から29円引き上げられ、東京は1013円、神奈川は1011円と、1000円台を超えたのに、今年は1円かよ。朝日新聞はどういう意図があってこの記事を出したのか。

 新潮に、老いをブロックするには、ミトコンドリアを活性化させればいいという特集がある。いろいろ書いてあるが、要点だけ。細胞内にある小器官であるミトコンドリアが元気になるような生活習慣を続ければいい。それには「運動」「空腹」「適度な寒さ」が効果的。早く歩く、ゆっくり歩く「インターバル速歩」、腹八分目の食事、10度ぐらいの水温での寒中水泳や寒い場所での乾布摩擦がいいそうだ。

 9月30日のアメリカ大統領選の討論会を面白く見た。事前の予想では、強気で喋りまくるトランプ優勢と見られていた。その上、司会はトランプ支持のFOXテレビの人間だから、心配したが、バイデンの落ち着き払った受け答えと、カメラを見据えて有権者に語り掛ける誠実な態度、時には「黙れ」とトランプを指さす強気なやり方で、第1ラウンドはバイデンが勝利したと見た。

 FOXの司会者も、バイデンが話している間もしゃべり続けるトランプに再三注意を促す場面が多く、バイデンも心配された高齢による体力の衰えは微塵も感じさせなかった。

 ヒラリー・クリントンの時には成功した悪口雑言作戦が功を奏さなかったことで、トランプは舌戦では勝てないことを思い知ったであろう。

 怖いのは、追い詰められたトランプが、イラン攻撃というような暴挙に出ないかだが、もはやそれを支持する共和党議員はごくごく少数だろう。

 ところが、そのトランプ夫妻がコロナに感染してしまった。マスクはしないと豪語していたが、コロナは見逃さなかった。大統領選まで1カ月。2週間の政治空白は大きいと思う。

 一時は重篤だと心配された。本人は動画で、大丈夫だ、すぐに回復すると語ったが、見るからに弱々しげだった。

 だがトランプのこと、これを乗り切れば、オレはコロナにも勝った、大統領選にも勝つとぶち上げ、支持者を増やすかもしれない。

 悪く考えれば、大統領選が危ないと見たトランプが、わざとコロナに罹ったと見せ、不死鳥のようによみがえることで、ドラマをつくろうと考えたのかもしれない。

 そんな不埒なことまで考えさせられる。アメリカの大統領選の行方はまだわからない。

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