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伊藤健太郎容疑者の「一生かけて償う」は、なぜ薄っぺらく聞こえるのか?

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伊藤健太郎

 一生覚えているとは思うが……。

 自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎容疑者が10月30日、釈放された。

 留置先の警視庁東京湾岸署から姿を見せた伊藤容疑者は、「この度は自分が起こしてしまった事故のせいでたくさんの方々に御迷惑をおかけしてしまったことを深く反省しています。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。「そして自分のせいでケガをしてしまった被害者の方々にもこれから僕自身一生かけて償っていきたいと思っています。これからどのように償っていくべきかしっかりと向き合って考えていきたいと思っています」と深々と頭を下げた。

 伊藤容疑者の車と接触した女性は左足を骨折する重傷、男性は打撲とのこと。後遺症が残るとの診断結果を聞かされていたのなら別だが、骨折であれば全治数カ月と見るのが普通だろう。そのため、ネット上では「一生かけてとか簡単に言う奴は信用出来ない」「子供の一生のお願い!と同じレベル」といった声が殺到。言葉の薄っぺらさを感じた人が多かったようだ。

「目撃者によれば、伊藤容疑者は衝突後も『ちゅうちょなく走り去った』そう。背後を走っていた2台の車がクラクションを鳴らして追跡しても伊藤容疑者は逃走を続け、追いかけた車の70代男性から百数十メートル先で現場に戻るよう促されて、免許証を撮影されて観念したといいますから、それがなければ逃げ切る気でいたと思われても仕方ない。情状酌量の余地は少ないでしょうね」(芸能記者)

 伊藤容疑者は10月20日の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演した際、自身の性格について「僕はスーパーポジティブ思考。悩まないんですよ、どんなにつらいことがあっても、悩んでも3分。すぐケロッとするんでそこは誰にも負けない」と告白している。

 被害者たちも一生つきまとわれるのも迷惑だろうが、数十年後に伊藤容疑者はどのような償いをしているのか、確認してみたいところだ。

最終更新:2020/11/01 08:00
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