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『チコちゃんに叱られる!』篠原涼子が「UFOを見た」と激白 岡村隆史「やりましたね!」

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

【完成】『チコちゃんに叱られる!』篠原涼子が「UFOを見た」と激白 岡村隆史「やりましたね!」の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 12月4日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、共に初登場の篠原涼子とあばれる君だ。ゲストをグループ名で呼ぶことが多いチコちゃんは、篠原のことを「東京パフォーマンスドール(TPD)」と呼んだ。TPDは、かつて彼女が在籍していたアイドルグループである。

篠原    「すごい昔のことを言っていただいて、どうもありがとうございます。よくご存知で(笑)」
チコちゃん 「あなた、毎週のように会ってたじゃないの」

 篠原がレギュラーとして、チコちゃんの声を担当する木村祐一が構成作家として参加した『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)のことを言っているのだろう。このやり取りが行われている間、「チコちゃんの知り合いのおじさんと篠原さんは昔、バラエティー番組で一緒にお仕事をしていました」というテロップが画面に表示されていた。確かに、子どもたちに2人の関係性はわからないと思う。それにしても「チコちゃんの知り合いのおじさん」って……。

チコちゃんが頭の上がらない人とは?

 この日最初のテーマの回答者を決めるべく、チコちゃんがスタジオの3人に「この中で一番、礼儀正しいステキな大人ってだーれ?」と問いかけると、岡村が推薦したのは篠原だった。

「昔、新宿のコンビニでお会いしたときに、篠原さんからご挨拶してくれましたから」(岡村)

 そんな篠原に投げかけられたのは「(挨拶をするときに)なんでおじぎをするの?」という疑問であった。

篠原    「目上の人とか初めて会う人とかに対して、その相手の人よりもちょっと腰を低くおじぎをすることで敬意というかそういうものを示すためにやるのかなと思います」
チコちゃん 「なんでおじぎをするようになったのか? おじぎの意味というよりも」
篠原    「やっぱり、目上の人に対しての敬意を見せるための行為だと思ってました」
チコちゃん 「あなた、全く同じことよく平気で言うわね」

“できる女”の役柄を演じることが多いものの、元は天然キャラの篠原。やはり、篠原は相変わらず篠原だったようだ。そして、チコちゃんが発表した正解は「学校教育に武士の作法を取り入れたから」だった。

 そもそも、「頭を下げる」という行為を辿っていくと、“神様に対しての礼儀”として宗教や信仰において世界中で行われてきたことがわかる。日常的に人間同士がおじぎを交わすのは日本独特の展開だ。では、なぜ日本独自の習慣として発展していったのか?

 まず、平安時代の絵巻物『伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)』に、日本最古のおじぎが描かれている。それは、放火の疑いをかけられた左大臣の源信(みなもとのまこと)が自らの無実をお天道様に祈る瞬間。両膝をついて、足はつま先立ち。足の裏がハッキリと見えるこの形が、日本のおじぎの原型と言われる「跪拝(きはい)」である。なるほど、確かに神様・仏様に対しておじぎしており、人間に対する行為ではない。

 ところが、鎌倉時代になって武士が国を治めるようになると、頭を下げる動作は人間に対しても使われるように。武家社会では、身分制度や秩序制度が重んじられていた。戦や武力闘争によって成立した武家社会は、厳しい身分制度や規律によって世の安定を保っていたのだ。こうした社会の中でおじぎは細分化していく。場合によって、対人関係によって、おじぎを使い分け、そうすることで秩序を保つ。例えば、武家の礼法の一つ「小笠原流」では9種類のおじぎが存在する。

・天皇や将軍のみに許される目の動きだけで行う、目礼(もくれい)
・天皇や将軍が行う、首礼(しゅれい)
・目上の人の話を聞くときの、指建礼(しけんれい)
・目上の人の話を聞くときの、爪甲礼(そこうれい)
・身分の高い人が行う、折手礼(せっしゅれい)
・同じ身分の人に用いる、拓手礼(たくしゅれい)
・同じ身分の人に対する深い礼、双手礼(そうしゅれい)
・目上の人に対する深い礼は、合手礼(ごうしゅれい)
・神仏に対しては、合掌礼(がっしょうれい)

 ただし、これらはあくまで座敷で行う座礼。座敷の礼儀作法と屋外の礼儀作法は違う。例えば、江戸時代の参勤交代。大名行列が通る際は誰もが土下座して地面にひれ伏したと思いがちだが、実際はそうではなかった。大名が近付いてきたら、大名を前にいわゆるヤンキー座りをする。というのも、屋外でおじぎの作法は決まっていなかった。あくまで、土下座は小説や映画で描写される姿勢。雨上がりの地面での土下座は、決して現実的ではない。まあ、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の大ヒットで、近年は土下座が注目される傾向にあるが……。

 しかし、明治時代になると現代のおじぎにつながる大きな変化が起こる。畳中心だった生活からイスを使うようになった頃、武士の作法であったおじぎが庶民の生活にも取り入れられていき、座った礼を立った礼にする「立礼(りゅうれい)」が出てきたのだ。明治15年に学校教育の礼儀を記した『小学緒礼式(しょうがくしょれいしき)』には立礼の作法が書かれている。立礼には、最敬礼と敬礼の2つがあるという。

・最敬礼は帽子を外して左の脇に挟み、腰をかがめ、右手を膝に当てて礼をする。帽子がないときは腰をかがめ、両手を腰の上に当て、お礼をする。
・敬礼は帽子を外し、少し傾く。帽子がないときは頭を傾けるのみ。

 江戸時代に200以上あった藩を1つの近代国家にまとめる際、全国民共通のあいさつとして学校で教えられたのがおじぎだった。起立、礼、着席。こうして武家社会の作法だったおじぎが学校教育に取り入れられ、庶民の生活に広く浸透していったのである。

 VTR終了後、「頭の上がらない人は誰?」という質問にチコちゃんは「色んな意味での生みの親。たくさんいらっしゃいます」と答えた。“中の人”である木村祐一の親、チコちゃんのCGを担当するスタッフ、そしてまさにチコちゃんの生みの親である番組の構成作家・海老克哉と、彼女の親は本当にたくさんいる。

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