NEWS・加藤シゲアキの新作小説が直木賞候補作品に選出！「誹謗中傷苦しい」

批評はつらいよ

　自身はSNS の類は利用していないが、アイドルという常にSNSという場で批評され、存在を晒される立場にいる加藤。SNSについて次のように語る場面もあった。

「SNSに限らず小学生の頃からジャニーズ事務所で活動させてもらっていて、言われなき誹謗中傷も受けてきましたけど、やっぱり傷つきますし、苦しいですよね。厳しい言葉ってすごく残るので、やっぱり作品のレビューとか読んでも100褒められても１厳しい意見があるとそっちの方が印象に残ってしまうけど、100分の１というドライな目線が意外と気にしなくて済むところかなと。本当にあくまでツールみたいな。たくさんの厳しいコメント以上に興味ない人もたくさんいるし。それが人生の全てにならないような距離感や向き合い方が大事だなと書いていて思いました」

『オルタネート』は刊行前から大きな話題を集めたことで11月17日の配本日、いわゆる「フラゲ」日に数多くの読者が都内の書店に殺到し、発売日前の17日時点で完売する書店も相次ぐという異例の事態を観測した。11月19日の発売日以降も全国で完売店が続出し、勢いはとどまることなく累計発行部数9万部が決定。受賞作の選考会は来年１月20日に開かれる。