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週刊誌スクープ大賞

ついに“菅義偉降ろし”が……清和会、麻生派が見限る2つの補選のXデー

非常事態宣言、遅れたのは菅の小池憎し?

 菅首相は「ガースー」ではなく、これからは「グーズーでガースー欠(愚図でガス欠)の菅でございます」というべきである。

 年を取ると動きは鈍いのに短気になる人間が多い。菅首相はこの典型である。

 2回目の緊急事態宣言を出したのも、自分からではなく、1月2日に小池都知事が仕掛けた動きが発端だった。週朝によると、「この日、小池氏と神奈川、千葉、埼玉の3県の知事が、緊急事態宣言の再発出を求めて電撃的に内閣府を訪問し、西村氏と面会した。

 官邸関係者は言う。

「小池氏らは当初、菅首相との面会を求めていましたが、結果的に菅首相とも相談の上、西村氏が単独で会談に応じることになった。西村大臣としては昨年12月に菅首相と小池氏が「GoToトラベル」の対応をめぐり二人で会談した時のように“スルー”される事態は避けたかったのではないか」

 会議は紛糾して3時間に及んだが、その後のぶらさがり取材で西村氏は再発出について『検討する』と答えるのみ。この間に菅首相は議員宿舎に帰宅しており、コロナ対策に消極的な印象を与えてしまった」

 何も決められない担当大臣と愚図の首相では、対応が後手後手になったのも無理はない。

「西村大臣は会談前に菅首相から『再発出すれば大変なことになる。小池氏主導の提案には乗るな』といった話をされていたそうです」(自民党幹部)

 要は、天敵である小池主導は嫌だったのだ。そのため、政府は何か強力な攻めどころはないかと事務方に探させ、ようやく見つけた有効打が、飲食店の時短の前倒しだったと、官邸関係者が話している。

「大阪市は飲食店への時短要請に伴う閉店時間を21時としていたが、東京など首都圏は22時のまま。そこで西村氏は小池氏ら4知事に対し、閉店時間を20時まで前倒しするよう求めたのだ。

『政府とすればさらなる時短要請の結果も見極めた上で、主体的に再発出について判断したように国民に見せたかった。

 1都3県がこの条件での合意に時間がかかり、いずれ足並みが乱れるという思惑もあったのでしょう。ところが翌3日には1都3県の調整があっさり完了し、『20時閉店』を表明されてしまった。誤算でした」(官邸関係者)

 追い込まれた菅は、4日の年頭会見で「緊急事態宣言の検討に入る」と表明せざるを得なかったのだ。海千山千の女帝の策の前に屈したのである。

 それに、菅首相は「北海道、大阪など、時間短縮を行った県は結果が出ている」と繰り返し主張してきたが、週朝が入手した政府の内部資料によれば、北海道と大阪の直近約2ヶ月(11月~1月5日)の死者数はそれぞれ369人、377人と、東京都の193人を大きく上回るというのだ。

「7日には大阪府内の新規感染者数が過去最高の607人を記録した。小池氏を悪者にするため『北海道や大阪は感染押さえ込みに成功した』という“印象操作”に他ならない」(週朝)

 結局、菅首相は手に余る問題を、何でも自分でやろうとするから、判断が遅れるし、間違うのだと思う。

「菅首相には側近がいない。本来なら頼りにすべき加藤勝信官房長官も信頼していないから、情報も権限も与えない。首相一人ですべてを決めるワンマン体質で、それが政府の対応の空回りに拍車をかけている。この政権は、今では内閣支持率しか見ていない」(官邸関係者)

 その支持率がどんどん落ちている。当然である。「GoTo」にしがみつき、コロナ対策より経済対策を優先したため、どちらも中途半端で、国民はそのツケを払わされているのだから。

 この最低な政権を一刻も早く潰して、少しはましな人間に替えてほしいと思うのは、日本人全体の切なる願いである。

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