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坂上忍、韓国バレーボールいじめ問題で意見もブーメラン

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説得力なし

 23日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では韓国で女子バレーボールの双子選手が過去のいじめを告発された問題に続き、男子バレー選手や芸能人までにもいじめ告発が広がっていることを特集。MCの坂上忍のいじめ問題についての考えに「ブーメラン」という声が殺到している。

 発端となった有名双子選手のイ・ジェヨンとイ・ダヨンはいじめを認め謝罪したが韓国代表の資格を剥奪され、所属チームから無期限出場停止の処分を受けた。

 また中学時代の暴力行為を告発された男子バレーパク・サンハはその一部を認め現役引退を表明。

 同じ男子バレーチームに所属しているソン・ミョングンとシン・ギョンソプ2選手は同じ被害者に告発をうけ今シーズン出場停止の処分を受けたが、処分が甘すぎると批判が集まっている。
また芸能界でも『愛の不時着』に出演したイ・シニョン、『梨泰院クラス』に出演したキム・ドンヒも告発を受けたが、双方の事務所は否定している。

 韓国ではこの騒動を象徴する『学校暴力』から『学暴』という造語がトレンド入りし、掲示板サイトには連日『学暴』の投稿が相次いでいる。

 坂上は告発の連鎖がこのまま続くと「いじめはなかったけど、あいつを陥れたいからっていう人も出て来かねないってなると、一個一個どうやって精査していけばいいんだろうっていう怖さは肌で感じるの」と危惧。有名人が告発を受けている現状に「本当にあったのか無かったのかって考えると、その疑惑がつくだけでその人にとったらマイナスなイメージになるじゃないですか」と話すと、ブラックマヨネーズ小杉竜一は「実はその疑惑はありませんでしたっていうのはあんまり世に広がりませんから、それはちょっと怖いなって思います」となかなか悪いイメージは払拭できないと同意した。

 これに東海大学金慶珠教授は「韓国ではサイバー上の名誉棄損というのは通常の名誉棄損よりも加重処罰をしています。通常ですと一般は2年あるいは出版物による名誉棄損は3年なんですがサイバー上で虚偽事実となると7年以下の懲役刑まで可能」と説明した。また、この問題が韓国で起きている特殊なケースではなく、「ネット社会でどんどんこういう時代になって来る。そういう時は法的に、あるいは社会的に、あるいは倫理的にどう対応すればいいのかということ一連の問題がすべて日本に投げかけられている」と話した。

 坂上は「これも難しいな。日本もそうなって行った方がいいのか。僕らからしたら、やられ放題というのはかなわないっていう気持ちもあるんですが」と首をひねった。

 坂上は最後に「いじめダメだって大人は言うんですよ。で、ダメなんですよ。だけど大人になってもいじめてる人いるんですよ。だったらあんたらから先に直さないとダメでしょって思いますよ」と一言一言語り、特集を締めくくった。

 坂上の真剣な訴えだったのだがネット上では批判が殺到した。

「ブーメラン乙!」「ブーメランを投げる坂上さん」「その言葉ブーメランでお返ししますよ坂上さん」「巨大ブーメランぶっささてるよ」とブーメランという声が次々に上がっていた。他にも「えっと、どの口が?」「え?大人になってもいじめしてる奴いるって笑わせに来てるの?」「突っ込まずにはいられない。自分に言い聞かせてるのか?」と視聴者からは総スカン。

 他の人が言えば称賛される言葉だったかもしれないが、なんとも残念な結果になってしまった。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/02/23 20:00
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