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『フリースタイルティーチャー』ボイメン水野もメキメキ上達! ティーチャー晋平太とKEN THE 390の有能ぶりがスゴい

優勝候補をしごきまくるKEN THE 390

 大注目の末吉9太郎(CUBERS)を指導するのは“押韻伝道師”SAMである。彼が最初に9太郎へ課したのは、自身の楽曲『Wind Breaker』を歌詞を見ずに耳で暗記するというものだった。バトルで相手の言葉を聴き取れず、口が回らなくなることのないようにラップ耳とラップ口を身に着けるのが目的だ。

 というわけで1週間後、9太郎はトレーニングの成果を披露した。これが、なかなかいいのだ。目を閉じてラップする9太郎の声は落ち着いており、その姿は妙にカッコいい。いつもの可愛らしい雰囲気とのギャップに驚いた。しかも、SAMが静かにライムする『Wind Breaker』を耳だけで覚えたのは文句なしに凄い! 曲が終わって素に戻ると、そこにいるのはいつもの9太郎だったし。イロモノ枠と思っていたが、彼は何気に努力家でラップも上手いのだ。やるときはやる、ということか。これはわからないぞ……。

 最後に取り上げるのは、優勝候補の岡野海斗(Boom Trigger)だ。彼を指導するのは“優勝請負人”KEN THE 390である。岡野へ課されたのは8小節の自作ラップ披露だった。レッスン初日、スチューデントは宿題の成果をケンザに見せた。

「2021も自分なりの生き方 誰も乗れない波に乗って 上がる右肩
 能力不明な 4人の背中 追い越す俺はまだ未熟なメダカ」

 相変わらず岡野は上手いし、「背中」を「メダカ」で踏んだのもナイスユーモア! しかし、“できる子”のはずの岡野をケンザはしごきまくる。もっと強弱を意識してフロウにメリハリを付けるようアドバイスし、何度もやり直しをさせた。その回数、TAKE10まで達したほどだ。完璧になるまで何度だってラップさせる。「小節の最後を強くして印象づける」など的確な助言を参考に修正すると、確かに岡野のラップはどんどんカッコ良くなっていくし。ただでさえスキルがあるのに、レベル上げの速度が異常! ちょっと変えただけでここまでカッコ良さが増すとは、ケンザの有能さも相変わらだ。まさに、「これがKEN THE 390だな!」(©カミナリ・石田たくみ)

 今シーズンはどのスチューデントもスタイルが違うし、伸びしろや改善点もそれぞれ。でも、共通しているものがある。全員が素質と努力家の顔を併せ持っているのだ。つまり、優等生ばかりと言える。一方、ティーチャーの指導法はバラバラだった。生徒の初期ステータスによって、レッスン内容もやはり変わってくるのだろう。現段階での印象としては、ケンザに教わった岡野と崇勲に教わった宮里ソル(円神)のスキルが頭一つ抜けている。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2021/03/02 20:00
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