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“らしさ”全開! 「ボカロ第8世代」霜降り明星・粗品は音楽でも旋風を巻き起こすか?

文=加賀美ジョン(かがみ・じょん)

粗品 | ユニバーサルミュージック公式サイトより

 お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が、新曲「乱数調整のリバースシンデレラ feat. 彩宮すう(CV: 竹達彩奈)」を3月31日に発表した。今年1月にユニバーサルミュージック内に立ち上げられた自主レーベル「soshina」からの第一弾リリースで、人気声優・竹達彩奈の参加も話題を呼んでいる。

 「乱数調整のリバースシンデレラ」は粗品が作詞・作曲・プロデュースを手がけた疾走感のあるロック・チューン。発売日同日に公開されたミュージックビデオ(MV)にも粗品は深く関わっており、『シンデレラ』をベースに、「彩宮すう」というお姫様が理想の男性を探すというストーリーがアニメ風に展開されている。

 アニメ好きでもある粗品のオファーにより、竹達が「彩宮すう」として歌唱で参加。MVでは歌詞に散りばめられた数字が足されていき、最後に合計した「53045514」が逆さまに。「his shoes」(彼の靴)と読めるのだが、これがMVのストーリーと合致する、という仕掛けになっている。いかにも粗品らしい、と語るのはテレビ誌ライター。

「『R-1ぐらんぷり2019』で優勝したご褒美として、粗品がやりたい企画を叶えるという特番が2019年7月14日深夜に放送されましたが、これが異色の内容でした。粗品が街ブラをしながらツッコんでいき、ツッコミの頭文字で50音を埋めていくという企画だったのですが、ロケの途中でオープニングに戻ってしまい、同じ内容が延々と繰り返されてしまう。いわゆる“ループもの”になってるんです。粗品は何周目かでループしていることに気づき、脱出しようとするのですが、Twitterとの連動など番組の枠を超えて伏線が張り巡らされており、見事に回収されていくという挑戦的な内容が、ネットで大反響を呼びました。佐久間宣行プロデューサーやTBSの藤井健太郎プロデューサーといったテレビマンからも賛辞を集めたほど。

 こうした粗品の嗜好が今回のMVにも表れている。主人公の運命の相手が実は……というストーリーも含め、どんな仕掛けや狙いがあるのか、ファンは考察したくなるでしょう。また、竹達の参加だけでなく、曲のタイトルが“ループもの”の傑作のひとつである人気アニメ/ゲーム『シュタインズ・ゲート』シリーズの副題っぽかったり、“好きな人に確実に刺さる”要素も散りばめられています」

 2歳からピアノを習い、絶対音感を持つという粗品は、かつて指揮者になるための勉強をしていたこともあるなど、音楽的素養を持っていることでも知られる。今回の曲もピアノやシンセサイザーなど、ギターとドラム以外の音は自ら手がけたものだ。

「ギターにRei、ドラムに石若駿と気鋭の若手ミュージシャンを採用しており、初期のボカロっぽいテイストと生音のバンドサウンドをうまくミックスしていて驚きました。このあたり、ユニバーサルと組んだ“メジャー感”が発揮されてますね。多忙な粗品がどこまで本気で音楽をやるつもりなのか、一部で懐疑的な目も向けられていましたが、今回の曲で彼の本気度合が改めて証明されたでしょう。ボカロ愛は根底にありつつ、自身の知名度を生かして“メジャー・アーティスト”らしい活躍が今後も期待できそうですね」(音楽ライター)

 考察したくなる歌詞やストーリーにこれをうまく生かしたMV、そして驚きの豪華アーティストの参加……と、自主レーベル第一弾リリースから粗品ワールドが全開となった「乱数調整のリバースシンデレラ」。音楽系ウェブメディア「ナタリー」では、Adoの大ヒット「うっせぇわ」を手がけたことで知られるsyudouとの対談が行われ、Ayase(YOASOBI)やsyudouらの次の世代である「ボカロ第8世代」と位置づけられていた粗品だが、お笑いだけでなく音楽においても旋風を巻き起こすのか、注目だ。

加賀美ジョン(かがみ・じょん)

加賀美ジョン(かがみ・じょん)

洋邦問わず、音楽にまつわる編集・ライティングで十数年。クレジットを眺めるのが趣味。

最終更新:2021/04/03 13:00

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