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『チコちゃんに叱られる!』ネット上の俗説を完全否定!「誰に聞いたんですか、そんな安易な説?」

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『チコちゃんに叱られる!』ネット上の俗説を完全否定2連発!「誰に聞いたんですか、そんな安易な説?」の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 4月9日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、稲垣吾郎と足立梨花。足立のことは「あだっちー」と呼んだチコちゃんだったが、稲垣のことは「SMAP」と呼ばず……。ゲストはユニット名で呼ぶのがお決まりなのに、グループ呼びしなかったのはジャニーズ事務所に遠慮した忖度か? 

チコちゃん 「吾郎ちゃんはさあ、この番組見たことあるの?」
稲垣    「あっ……毎日見てます」

 いや、『チコちゃん』は毎日やってないんですけど……。それとも、ネット上で視聴できるサービス「NHKプラス」を利用して繰り返し見ている? 「テレビはそんなに見ない」と公言する稲垣らしい返答だ。

天才・清水ミチコのものまねオンステージ

 この日、2つ目のテーマは「なんでフランスパンは細長いの?」というもので、MCの岡村隆史は「フランス人は硬い皮の部分が好きで、皮をいっぱい食べるために長く作った」と回答した。筆者もこの説はネットで見たことがあり、てっきり正解だと思ったものの、どうやら違うらしい。続いて稲垣は「切ると一太刀で食べやすいサイズになるから」と回答したが、こちらも不正解だった。チコちゃんが発表した正解は「サンドイッチをパンパン作るため」である。「ガチンコ漫才道」でオール巨人が口にした名台詞「お前、弟子やったらパンパンやな」を思い出すな……。

 フランスパンといえば細長くて硬い、いわゆるバゲットをイメージしがち。でも、「フランスパン」の定義は形が基準ではないらしい。フランスパンとは、小麦粉・水塩・パン酵母だけで作り、皮がパリッと硬く中の白い部分に大小様々な気泡が入ったフランス発祥のパンのことを指すのだ。棒状のバゲットの他に、丸いブール、クッペ、シャンピニョンなどもフランスパンに含まれる。11~12世紀辺りで庶民が主に食べていたのは大きな丸いパンだった。では、細長いフランスパンはどのように誕生したのか? それは、あるパン屋さんが朝早くから市場で働く人たちに効率よくパンを売ろうとしたことから生まれたという。

 ここでスタートしたのは「フランスまんが昔ばなし ~フランスパンものがたり~」。市原悦子のナレーションでおなじみ『まんが日本昔ばなし』(TBS系)のパロディだ。今回、ナレーションを務めるのは市原悦子……のものまねが得意な清水ミチコである。もちろん、他の登場人物の声を担当するのも彼女で、ここからは清水ミチコのものまねオンパレードとなった。

――むか~しむかし、と言っても今からおよそ200年前のこと。その頃は既にフランス人の生活にはパンは欠かせないものじゃったそうな。
デヴィ夫人(の声真似) 「今日のアタクシは朝食にコーヒーとパンをいただきますね。オッホッホッホ」
――当時のフランスの朝食といえば、この丸い形のパン。これを家族で薄く切り分けて食べていたそうな。
デヴィ夫人(の声真似) 「ちょっと、あ~た。アタクシのパン薄くありません? もう少し皮のパリッとしたところ、アタクシ多めにいただきたいですね」
美輪明宏(の声真似) 「この私が朝早くから一生懸命パンを切っているというのに、それだけでも感謝するべきところを、さらにパンの皮をもっと切れだなんてなんて欲深い」
デヴィ夫人(の声真似) 「早く手を動かして皮を多めに切りなさい、ノロマね」

 デヴィ夫人と美輪明宏の夫婦ゲンカって、一体どんな家庭なのか……。無駄に凝りすぎてて誰が誰だかわからなくなる。要するに、ケンカになるくらいフランス人はパンの硬い皮が好きだったということ。いや、家庭内ならまだいいけど、早朝から忙しい市場ではこうはいかない。

大竹しのぶ(の声真似) 「ああ、すごい忙しい。お腹がすいちゃったあ。仕事しながらパリッとしたパンと温かいおかずがすごい簡単に食べるものがないかしら。フランスパンのサンドイッチがあればいいのにな~」

 当時の一般的なサンドイッチはナンやピタパンのような薄い生地に具材を挟んだものだったため、働きながらだと食べずらかったのだ。

――そんな市場をたまたま通りがかった近所のパン屋の店員さんが。
田中真紀子(の声真似) 「ああ、そうだ! フランスパンにハムやチーズを挟んだサンドイッチを作ったら喜ぶかも」
――……と、フランスパンのサンドイッチを思いついたそうな。

清水ミチコのものまねが秀逸過ぎて、話が全然頭に入ってこない。『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)が終了したので、彼女のナレーションが聞ける場はこの番組くらいしかないのだけど……。

田中真紀子(の声真似)  「しかしながらですね、市場で働く大勢の方たちに食べてもらうには、この丸いパンをですね、薄く切って挟んでいたら効率が悪いわけです。これは構造改革が必要だと思いませんか」
えなりかずき(の声真似) 「父さん……じゃなかった、親方。いっそのこと細長くするのはどうでしょう。こう長~~く作って切る、みたいな」
田中真紀子(の声真似)  「それ、いいね」
――パン屋はフランスパンのサンドイッチ作りの効率化を図るため、窯に入る最大の長さで細長くパンを作ることにしたそうな。

 繰り出されるものまねが圧巻すぎて、「なぜフランスパンが細長いのか?」の理由が全然頭に入ってこない。つまり、効率を突き詰めていった結果があの細長い形状になったということ。当時は最長2メートルのフランスパンが作られ、しかもそれを大量生産していたそうだ。ん? ならば、稲垣の回答って合っているのでは……。

 さらに、この形状は思わぬ副産物を生んだ。

大竹しのぶ(の声真似) 「あなた、ちょっと、この細長いパンすごい食べやすいし、何よりもパリッとした皮が多くてすごいおいしいと思う。普段お店で売るパンも丸いパンじゃなくて、この細長いパンにしてくださる?」

 細長いフランスパンは丸いフランスパンより皮の表面積が多かった。フランス人はパリッとした皮の部分が大好きなので、パンパン売れたのだ。こうして、都市部を中心に細長いフランスパンがフランスの庶民に広まった。フランスパン=細長いパンが定着した理由である。

 VTR終了後、「もっと細長くしたいものは?」と質問を受けたチコちゃんは「チコを見る目。細く愛して、長く愛して。大原麗子です」と回答した。元ネタはサントリーウィスキーのCMにおける大原麗子の名言「少し愛して、長く愛して」だ。でも、あのCMが放送されていたのは確か1980年代だったはず。チコちゃんは本当に5歳なのか? まるで、50代の言動だ。

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