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「赤いたぬき」に「緑のきつね」「U.F.O.味のどん兵衛」…カップ麺は“擬態”が流行中?【レビュー】

「赤いたぬき」に「緑のきつね」「U.F.O.味のどん兵衛」…カップ麺は擬態が流行中?【レビュー】の画像1 カップ麺には多くの定番シリーズがあり、誰しもが知る味や内容物の特徴を有したものも多く存在しています。「赤いきつねと緑のたぬき」や「日清のどん兵衛」、そして「日清焼そばUFO」は長い歴史を誇るカップ麺で、その味は広く知られるところ。

 今回はそんなカップ麺の代表のような存在が、それぞれの特徴をシャッフルさせることで誕生した、“擬態”のような商品を3つご紹介します。

赤がたぬきに緑がきつねに“擬態”! 東洋水産「赤いたぬき天うどん」と「緑のきつねそば」

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東洋水産「赤いたぬき天うどん」と「緑のきつねそば」(2021年4月12日発売)

 まずは、東洋水産の「赤いたぬき天うどん」と「緑のきつねそば」各193円(税別)。定番商品の「赤いきつね」と「緑のたぬき」のそれぞれの特徴である、大きなお揚げと天ぷらを入れ替えた商品です。

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「赤緑合戦」の「和解記念商品」

「赤いきつね」と「緑のたぬき」の人気投票「赤緑合戦」が2018~2020年の3年連続で行われ、最初の2年は「赤いきつね」が圧勝し、その勝利記念として「赤いたぬき天そば」が発売されてきました。「赤いきつね」による「緑のたぬき」の制圧、蹂躙です。

 しかし2020年、3回目の「赤緑合戦」でついに「緑のたぬき」が勝利! 当然、「緑のたぬき」による「赤いきつね」の制圧の証として「緑のきつねそば」が登場すると思われましたが、なんと「和解記念商品」と称して「赤いたぬき」と「緑のきつね」の両方が発売されることになりました。「赤いきつね」の旗色が悪くなった途端に和解するとか、これってメーカーによる「赤いきつね」のエコ贔屓じゃないですかね?

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天ぷらやきざみ揚げの入った「赤いたぬき天うどん」

「赤いたぬき天うどん」は、「赤いきつね」のうどんに「緑のたぬき」の天ぷらを組み合わせた商品。「赤いきつね」要素としてきざみ揚げやたまごが入っていて具だくさんな印象です。関西風の薄口醤油味ですが、ライバル「どん兵衛」ほど昆布だしを強調しておらず、魚介系のだしが前に出た味となっていました。

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天ぷらは以前のタイプ

 小えびや野菜の入った天ぷらはかなり大きく、「緑のたぬき」に入っているものに負けないボリューム。ですが、「緑のたぬき」の天ぷらは昨年玉ねぎをたっぷり入れてリニューアルされており、今回の天ぷらは以前の「緑のたぬき」のもののようでした。

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「赤いきつね」にも入っているきざみ揚げ、たまご、かまぼこ

 大きな天ぷらの他には、きざみ揚げ、たまご、かまぼこといった、「赤いきつね」らしい具も入っていますが、きざみ揚げは「赤いきつね」のような甘みはなく、あまり目立っていませんでした。

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お揚げや小えび天の入った「緑のきつねそば」

「緑のきつねそば」は、「緑のたぬき」のそばに「赤いきつね」の大きなお揚げを組み合わせた商品。お揚げの他に小えび天が入っていて、「緑のたぬき」らしさも兼ね備えています。「赤いたぬき」に負けずに具だくさん。こちらは関東風の濃口醤油味で、「赤いたぬき」とは対極にある味わいでした。

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大きなお揚げ

 大きなお揚げの甘みは「赤いきつね」譲り。「どん兵衛」のお揚げに比べて甘みが強く、「赤いきつね」のファンはこのお揚げが好きな人が多いようです。甘みがつゆに溶け込むことで、つゆも甘濃い味になります。

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小えび天も主役級

「赤いきつね」要素の甘いお揚げとは別に、「緑のたぬき」らしく小えび天も結構な量が入っていて、こちらも主役級。香ばしくて存在感があり、「赤いきつね」らしさと「緑のたぬき」らしさをしっかり両立した良品と言えるでしょう。個人的には「赤いたぬき」よりも「緑のきつね」がおすすめです。

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