日刊サイゾー トップ > 社会  > 電通大、飛沫感染に関する研究結果

国立・電気通信大「アクリルパネル」が飛沫感染の一因になるとの衝撃的研究結果 重要なのは遮蔽よりも換気

換気方法の低減に地下アイドル「仮面女子」も協力!

 今年度の入学式では、20台のCO2 センサを使った式場内のCO2 濃度分布のリアルタイム可視化を行い、また、地下のライブハウスのような特殊な空間における新しい換気方法を提言するための実証実験をアイドルグループ「仮面女子」と共に行っている。

 さらに4月からは調布市のワクチン接種会場での三密を回避するため、会場内でのCO2 濃度のリアルタイム可視化も行っている。

 今回の研究結果を受け、同大ではクラスターが発生した宮城県内の事務室について管理者に適切な換気方法を指導すると共に、4個のCO2測定器を現地に導入。測定器は同大からリアルタイムでモニタリングし、既定の値を超えた場合は担当者に通知するという改善策を実施した。

 この結果、この事務室ではCO2が1000ppmを上回ることはなく、適切な換気が維持されている。

 同大では、今後も公共空間での安全安心を支えるため、CO2の測定・可視化が広まり、適切な行動変容に繋がり、新型コロナの感染拡大防止になることを期待している。

鷲尾香一(経済ジャーナリスト)

経済ジャーナリスト。元ロイター通信の編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。「Forsight」「現代ビジネス」「J-CAST」「週刊金曜日」「楽待不動産投資新聞」ほかで執筆中。著書に「企業買収―会社はこうして乗っ取られる 」(新潮OH!文庫)。

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最終更新:2021/06/04 06:00
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