日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『関ジャム』LiSAが貴重な歌唱メモ公開!

『関ジャム』アニソン界の旗手・LiSAが貴重な歌唱メモ公開! “旅館の女将”を意識して歌うことも?

LiSAの憧れ・稲葉浩志(B’z)伝説の場面が地上波に!

 LiSAには特別にリスペクトするヴォーカリストがいる。B’zの稲葉浩志、工藤静香、アヴちゃん(女王蜂)の3人である。

 1人目は言わずと知れた稲葉浩志。LiSAは稲葉のパワフルな高音に惹かれている。それがよくわかる映像として彼女が挙げたのは、99年「Brotherhoodツアー」横浜国際総合競技場(日産スタジアム)公演での稲葉の歌唱だ。ソロ曲「遠くまで」を弦楽四重奏団を従え歌っていたが、途中から完全アカペラに切り替えて熱唱した伝説の場面である。ファン曰く、このときの稲葉のヴォーカルは1階スタンド後方まで生声で聴こえてきたらしい。とんでもないことだ。基礎体力が凄いし、それを維持するための日々の鍛錬も凄い。そんな稲葉をリスペクトしているのだから、自然とLiSAもヴォーカリストとして鍛えられたはず。また、筋金入りのB’zファンである彼女が松本孝弘(B’z)作の楽曲「Another Great Day!!」を歌っているというストーリーも感慨深い。

 工藤静香に関して、LiSAは「強い女性の声と少女のような声を使い分ける表現力が凄い」と評価する。例として出されたのは、作曲:後藤次利、作詞:中島みゆきによる名曲「慟哭」だ。

「サビの『気がついたの』が少し可愛いのに対して、その後の『泣いて泣いて泣いて わかったのに』でどんどんふくよかな表現がついていく。1曲の中でコロコロ変わる表現力が凄い」(LiSA)

 そういえば、2人の声質は少し似ている気がする。工藤の歌声を少しアニソン側に寄せるとLiSAになるという印象だ。

 SPEEDに憧れて沖縄アクターズスクールに入学し、岐阜に帰郷してからはパンクバンドのヴォーカリストとして活動。その後、紆余曲折を経てアニメ『Angel Beats!』の挿入歌を担当し、アニソン界に足を踏み入れたLiSA。「『紅蓮華』がヒットする直前まで『アニソン歌手と呼ばれたくない』とこぼしていた」と報道されたこともあったが、今や完全にアニソン界を牽引する旗手だ。彼女の日々の努力や鍛錬を知ると、「紅蓮華」の大ヒットは偶然ではなく必然だったのかも……と思えてくる。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

記事一覧

サイト:Facebook

てらにしじゃじゅーか

最終更新:2021/06/06 21:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真