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菅義偉総理「都議選敗退」「ワクチンが届かない」の大失態で緊急事態宣言へーー

大谷翔平「三ない革命」の活躍と松坂大輔の引退

 日本とアメリカは東京五輪ではなく、彼のことで持ちきりである。

 大谷翔平(27)が“ゴジラ”松井秀喜の日本人メジャー本塁打記録を抜いた。それも前半戦だけで。日本時間の7月8日、大谷はアナハイムでのレッドソックス戦で5回、3試合ぶりの本塁打となる32号ソロ、2日後に33号を放った。

 57年前、東京五輪が開催された1964年に日本人初のメジャーリーガーとなった、元投手の村上雅則(77)が新潮でこう語っている。

「当時は人種差別も根強く残っていてね。どう見てもストライクの球をボールと判定され、抗議をしたら審判に凄い剣幕でまくし立てられたこともある。そんな頃を知っているから、まさか私が生きている間に、日本人がメジャーでホームラン王争いをし、それを全米が称讃するなんて日が来るとは思わなかったですよ」

 奇しくも前日、「平成の怪物」といわれ、メジャーリーグのレッドソックスなどで活躍した松坂大輔(40)が、今季限りで現役を引退することを表明した。

 大谷は二刀流を条件にメジャー入りしたが、これまでの3年間はケガに泣かされ、本領を発揮することができなかった。

 今年は身体も一回り大きくなり、練習を積んできたアッパースイングも飛距離が増し、ホームランを量産している。

 さらに大谷がすごいのは、投手としての修正力の高さである。日本時間の7日に先発出場して7回を投げて5安打2失点と好投、4勝目をあげた。だが、前回はコントロールが定まらず、5つのフォアボールを出す乱調だった。

 メジャーのすべるボールに苦しむのかと心配したが、この日はフォアボールはゼロだった。ゴジラ、怪物を超えた大谷の愛称は何になるのか? 新潮は「サイボーグ」と呼んでいるが、読んでみればなるほどと頷く点が多い。

 まずは食べ物。『Full-Count』編集部の小谷真弥は、去年のオフシーズンに血液検査を受け、自分に合う食材を調べて、それまでは栄養価の高いオムレツを自分で作って食べていたが、検査で卵が合わないと分かると止め、小麦や大麦に含まれるたんぱく質「グルテン」を摂取しないグルテンフリーを実践しているという。

 要はパンやパスタ、ラーメン、うどんを食べないのだろうが、私には無理だな。

 もともと飲み会に仕方なく連れていかれても、乾杯のビールを飲むだけだったというから、酒にも関心がないようだ。

 さらに昨オフ、シアトル郊外にある「ドライブライン・ベースボール」というトレーニング施設へ通っているという。上半身裸で、全身48カ所にセンサーを付けて打撃や投球を行い、コンピュータ―で「動作解析」をすると、フォームの修正点などがすぐに分かるそうだ。

「これまでの大谷はどちらかというと感覚に従う選手でしたが、怪我以来、故障予防、パフォーマンス向上の両立を意識して、科学的なアプローチも取り入れた」(在米スポーツライター丹羽政善)

 大谷は日ハム時代の栗山英樹監督のように読書が趣味で、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスク、渋沢栄一、稲盛和夫など経営者の本を読んでいるそうである。

 文春によれば、絶好調の陰には「三ない革命」があるという。疲労をためないために試合前の打撃練習はしない。報道陣に対応しない。彼は無類の甘党で、好物はクレープだそうだが、オフシーズンは体重管理のために甘いものは控えているようだ。しかし、シーズン中は食べたいものを食べる、我慢するストレスをためないで、食べて集中するほうがいいと考えているというのである。

 新潮のグルテンフリーとは矛盾するようだが、今の大谷にとって最大の敵は「ケガ」だから、それだけには気を付けて、日本人初のメジャーリーグ・ホームラン王になってほしいと思う。

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