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菅首相も小池知事も脇役ーー「バッハの、バッハによる、バッハのため」の五輪の”開催意義”

週刊誌が予測する「五輪メダル予想」レビュー

 ところで、五輪が始まる前には必ず、日本人の金メダルはいくつになるかという「予想」が週刊誌に載る。今回も文春と新潮がやっているが、新潮のいうように、「金メダルラッシュ」にはなりそうだが、「凡戦だけど」。

 新潮によれば、今年4月、スポーツデータの分析を手掛けるアメリカのグレースノート社が発表した金メダル獲得予想によると、アメリカ、中国に続いて3位の34個になるという。

 これまでは前回の東京五輪と、2004年のアテネ五輪のときの16個が最多だから、その倍になるというのである。文春が独自に調べた予想でも、柔道7個、レスリング5個など、30個超獲るとしている。

 だが、これを見て、すごい! と思う人は少ないだろう。地元の利に加えて、外国の選手たちの多くは日本に来てから十分な練習ができず、南アフリカのように、もともと人数が少ないところに陽性者が出て、直前まで試合ができるかどうかわからなかったケースもある。

 有力選手の不参加も多い。それに加えて酷暑と多湿が日本選手を後押しする。これだけの条件がそろった開催国は未だかつてない。どうせなら100個ぐらい獲れよ。

 さて、結婚はどれも似たようなものだが、離婚にはそれぞれドラマがある。

 女優の鈴木保奈美(54)とお笑い芸人の石橋貴明(59)が、7月16日、ユーチューブチャンネル『貴ちゃんねるず』で突然、離婚を発表したことが話題だ。

 2人は1998年に結婚した。お互い再婚で、鈴木は結婚を機に引退して3女をもうけた。当時石橋は売れっ子で、連日飲み歩いていて、鈴木は「3年ほど美容院へ行く間もなかった」そうだ。

 娘たちが小学校に上がったことで、鈴木は芸能活動を再開するが、石橋は亭主関白でいい顔をしなかったようだ。

 そうしているうちに、森昌子夫婦同様、亭主の仕事が減っていき、妻は束縛し過ぎる夫に我慢ができずに溝が深まっていったという。文春が2人の離婚の危機を報じたのは昨年暮れだった。

 YouTubeで2人のツーショットが出たが、笑顔だったのは鈴木で、石橋はむっつり。お互いの現在の心境をよく表していた。

 

 ひたすら長すぎた開会式だったが、もはや“呪われていた”といってもいいのではないか。
 直前に作曲を担当していた小山田圭吾が、過去に同級生の障がい者に対して酷いイジメをしていたことが判明して辞任に追い込まれた。

 続いて、開会式のショーディレクターを務めているコメディアンの小林賢太郎(元ラーメンズ)が、1998年当時のビデオで、人の形に切った紙が沢山あることを指して、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」といっていたことが判明した。

 アメリカのユダヤ系人権団体からも批判され、解任されてしまったのだ。

 どちらもだいぶ前の「黒歴史」ではあるが、アーティストである前に人間として大事な部分が欠落していることは間違いない。

 文春によれば、小林も小山田も、開会式の演出責任者で、渡辺直美をブタに見立てようというプランを出してクビになった、元電通の佐々木宏につながる人脈だという。

 クリエーターと称する連中の中に、悪ぶって差別まがいのことをいうやつがいるが、障がい者やアウシュビッツを差別したり笑いものにしては絶対いけない。人間として下司だ。

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