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菅義偉首相の電撃辞任「もうメチャクチャだ。最近の菅さんは怖い」の真意と“二階の逆襲”

工藤会トップ“死刑判決”の余波

 さて、お次は福岡県の超過激な暴力団・工藤会のトップに、死刑判決を出した勇気ある裁判官の話。

 彼は東京高裁の足立勉(56)裁判官。足立は2017年に福岡地裁判事として着任し、彼が有罪判決を下した工藤会組員は20人以上いるという。

 今年4月に東京高裁に栄転したが、「こんな汚れ役を引き受ける裁判官は自分しかいない」と福岡地裁に乗り込み、自ら判決を下したというのだ。

 文春によれば、功名心や気負ったりするタイプではなく、裁判所の広報誌に、「社会のルールを示していく、というひとつの使命感をもって臨んでいます」と書いているという。

 だが工藤会が足立を狙うことも考えられるため、自宅前の路上にはバンが停まり、若手警察官が警備しているそうだ。

 プロゴルファーの松山英樹(29)が本を書いた。 

 初の自叙伝で『彼方への挑戦』(徳間書店)が、ゴルフファンの間で話題を呼んでいるそうだ。

 2017年の全米プロ選手権。最終日は首位で、2位にはジャスティン・トーマス。11番ホールの第2打目は風もなく簡単にグリーンに乗せられるはずだった。

 だがPWを振り上げた瞬間、恐怖が襲った。打った瞬間、松山は愕然とした。

「なぜ、こんな簡単なショットでミスをしたんだ。『まあしかたない』。そう気持ちを切り替えられていれば、あとの展開も変わったかもしれない。だが、そうできなかった」(『彼方への挑戦』より)

 ここから、松山のメンタルは一気に崩れる。3連続でボギーを重ね、あっという間にトーマスに首位を奪われた。

 試合後はぼう然と立ち尽くすしかなかった。インタビューでは号泣した。

 そうした経験が生きた。

 今年のマスターズを控えたある日、松山はこう考えた。

「みんな頑張ってくれているのに、自分だけ、なんでこんなふうに1人でストレスを抱えているんだろう。なにより、今の僕はゴルフを楽しめているのか」

 肩の力が抜けた松山は、1つの誓いを立てた。それは「マスターズでは怒るのをやめよう。自分にも怒らない。仲間にも怒らない」ということだった。実際、マスターズでの立ち居振る舞いには、まるで見違えるような余裕があった。

「『人生と同じ』などと偉そうなことは言えないけれど、ゴルフは『うまくいかない』を楽しむスポーツだ。少なくとも僕は、その楽しさと等身大で向き合っている」(同)

 私もゴルフは下手だが、松山のいう通り、楽しんでゴルフをやることにこれからしようと思い立った。

 外交官に関する話題。新潮が報じているように、自衛隊のアフガニスタン退避計画は失敗に終わった。

 韓国紙は「日本、カブールの恥辱」と見出しを付けているという。実際、韓国はアフガン人協力者390人を無事に自国まで送り届けているし、英国は8000人超、ドイツは4000人超のアフガン人を退避させているのに、日本は共同通信の通信員の安田浩美1人だけ。

 日本に協力してきたアフガン人の退避希望者約500人を置き去りにしてしまった。

 日本政府が自衛隊派遣を決断することが遅かったこともあるが、他国は、救出作戦を遂行するため、一時避難した大使館員が何人か戻って、脱出希望者を空港まで送り届けることをしていたのに、「現場の“最高責任者”である岡田隆・アフガン大使の姿が、カブール空港で見られることはなかった」(新潮)という。

 自衛隊機が派遣された後、日本大使館員がカブールに戻って救援業務にあたったという報道もあるようだが、いずれにしても、日本政府は過去20年間で7700億円もの援助をアフガンにしており、日本人外交官が危害を加えられることは考えられないのに、現地に踏みとどまって日本人や脱出希望者たちの支援をするという気概に欠けていたのは間違いないようだ。

 日本では、戦争や災害が起きると真っ先に逃げ出すのは大マスコミの記者たちだ。外交官ばかりを責められないと思う。

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