PS5用ゲームはキラータイトル不足露呈!?　リマスター版激推しの裏で年末商戦でも苦戦予想か

評価の高いスター・ウォーズゲームも…

　同じく、発売時期が未定ながら、『Star Wars: Knights of the Old Republic』のリメイクも発表された。数あるスター・ウォーズゲームの中でも評価の高い本作だが、オリジナル版は18年前の2003年に登場。

　当時、Xboxでプレイした記憶があるが、日本語化されていなかったため、このPS5版では日本語ローカライズに期待がかかる。

　今回のリメイクタイトル群の中で唯一2021年内に登場するのが、『Alan Wake Remastered』。オリジナルは2010年にXbox 360用タイトルとして登場、その後PC版が展開されていた。そして、今回PSシリーズに初登場という流れだ。

　スランプ気味の作家であるアラン・ウェイクが主人公の本作は、失踪した妻を探すために自身が執筆するホラー小説が現実になった世界で奮闘するというゲームだ。このリマスター版はXbox Series X|S用も予定されているが、PS5版が先行する形になった。

期待のGT7は来年3月登場だが、PS4版も合わせて発表に

　PSシリーズのオリジナル代表タイトルとしてグランツーリスモシリーズがある。実写と見分けがつかないほどの精細なグラフィック、世界中の名車が登場するなど、カーマニアからも評価の高いシリーズだ。

　この最新作『グランツーリスモ 7』は発表当初はPS5専用ゲームとしてアナウンスされ、登場が心待ちにされている。今回の配信では発売が2022年3月4日であることが明らかに。加えて、PS4版の登場も発表された。

　4Kの解像度で公開された新トレーラーでも過去作を超えるより磨きのかかったPS5版のグラフィックの一端が堪能できる。その一方で、PS4版で出来が良ければそれでいいという声も一部で挙がっている。

同シリーズ内のマルチ展開が成功するのか？ 業界内の注目が集まる。

辻　英之（編集者）

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき