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見取り図、ABEMA冠番組炎上はむしろ追い風? バラエティ番組関係者「まさにピンチはチャンスというやつです」

見取り図、ABEMA冠番組炎上はむしろ追い風? バラエティ番組関係者「まさにピンチはチャンスというやつです」の画像1
ABEMA公式サイトより

 いよいよ本格的な東京進出を果たしたお笑いコンビ・見取り図。しかし、ABEMAで配信中のレギュラー番組『東京スケッチ』はまさかの炎上騒動を起こし、番組内容をリニューアルすることになった。

 問題となったのは、9月22日配信回。面識のない女性の部屋を見取り図の2人が覗くという企画内容で、留守中の女性宅に2人が侵入し物色した。しかし、その内容が不適切であるとSNSを中心に炎上。29日配信回を中止とし、以降の番組内をリニューアルすることが発表された。

「地上波ではなくABEMAとはいえ、見取り図にとってはこれが東京で初の冠番組なので、この炎上騒ぎにはショックもあると思います。とはいえ、この一件で番組の注目度が高まったのも事実。炎上商法のような形になったのは不本意でしょうが、リニューアル後にどんな番組になるのか多くの人が注視しているわけで、ここがまさに見取り図の腕の見せどころ。ここで面白い番組を作ることができれば、2人の業界内評価はいま以上に上がるでしょう。

 しかも、過激な内容で炎上したので、今後は少々ゆるめの内容になる可能性も高く、そうなったら見取り図の“実力”にかかってくる。裏を返せば、自分たちの力を存分に発揮できるチャンスでもあるんですよね。まさに、ピンチはチャンスというやつです」(バラエティ番組関係者)

 そして、見取り図は、この10月から水曜19時台に移動となったテレビ朝日系『ノブナカなんなん?』の新レギュラーに決定。この起用もまた、大きなチャンスになっている。

「『ノブナカなんなん?』は千鳥ノブと弘中綾香アナと見取り図の4人しかレギュラーがおらず、出演者1人が活躍する機会がほかの番組に比べてとても多い。しかも、バリバリのゴールデンタイムですし、とにかく見取り図が目立てるチャンスにあふれているんですよ。ネタではなく、毎回“平場”の勝負となる番組なので、芸人としての腕をしっかり見せつけることもできる。多くの芸人が出演するお笑い番組よりも、断然オイシイ仕事なんです。

 ここに食い込んだというのは、それだけ期待されているということだし、実力も認められているということ。千鳥ノブと弘中アナを圧倒するような活躍もありえますよ」(テレビ局関係者)

 完全に、見取り図が大ブレイクするお膳立てができたと言えそうな状況なのだ。

「この10月クールで世間の認知度を上がれば、年末のM−1グランプリでの“待ってました感”も高まり、漫才も今まで以上にウケるようになるかもしれない。いま、見取り図にとっては、かなりいい条件が揃っていますね」(同)

 これから年末にかけて、見取り図がいかに日本中を湧かせるのか──見逃してはならない!?

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/10/02 20:00
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