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『ねほりんぱほりん』壮絶すぎる女子刑務所の生活、元受刑者が笑いながら告白「ガラス玉みたいな目をしてる」

刑務所内の人権問題「泣くんだったらこんなとこ入ってこなきゃいい」

 受刑者の人権は、刑務所を語る上で避けられないテーマだ。

 レイコさんは子宮がんの獄中手術を経験している。生理が一カ月続いた彼女はその事実を刑務官に伝えるも「本当かどうか見せてみなさい」と言われ、それからは毎日血のついたナプキンを刑務官に見せるようになった。しかし、それでも詐病を疑われてしまう。レイコさんは37度3分の微熱が続いたが、刑務所は38度にならないと横になることが許されない。つらさのあまり、彼女は検査を懇願した。しかし、刑務官からの返答は「検査はあなただけじゃないから見れないわよ」だった。

「懲罰になってもいいやと思って、掴みかかって『検査しろ、コノヤロー!』って。で、検査したら子宮がん。病院の先生から『すぐ手術します。全摘します』って言われて」(レイコさん)

 レイコさんの子宮がんはステージ3だった。死を意識した彼女は帰りの護送車で泣き続けるも、刑務官からは「泣くんだったらこんなとこ入ってこなきゃいいのよ」「あなた子どもいるから、取っちゃってもしょうがないわよね」と声をかけられる始末だった。

「詐病だろう」と疑い続けたくせに本当に病気が見つかっても謝らず、しかも追い打ちの言葉を浴びせる仕打ちはひどすぎる。それが、受刑者からの感情。「子どもはいるから子宮を取ってもいいよね」の一言は、さすがに冷酷だと思う。詐病を疑い続け、結果的に受刑者が亡くなったらどうするつもりか? それを問い詰めてみたい。

 一方、きっと刑務所側にも言い分はある。受刑者の中には悪知恵が働く者もいるはずだ。だから、疑ってかかる態度にどうしてもなる。「こんなとこ入ってこなきゃいいのよ」の一言は、そういう意味だったのかもしれない。

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