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『ねほりんぱほりん』売れないホストの“負のオーラ”…不遇の理由は顔じゃない!

学費や起業資金、離婚後の養育費…ホストになる目的

 ゲストの2人には、それぞれホストになった理由がある。

 ヒロさんは地方で自動車の営業職に就いていたが、お客さんに贈る付属品を自腹を切ってサービスし続けたため、150万円の借金を抱えてしまった。いわゆる自爆営業だ。そこで借金を返すために始めたのがホストだった。

 トモさんは、バツイチ子持ちだそう。それまでは地元・東北で会社員をしていたが会社都合でリストラに遭い、その後始めたアルバイトでは体のタトゥーがバレてクビに。彼は昼職がまったくうまくいかなかった。結果、経済的理由で25歳で離婚。しかし、養育費は払わなければならない。高校を中退しているトモさんが飛び込んだのは、学歴不問のホスト業界だった。若者の就職話は、いつも切実である。

 ちなみに、トモさんが払う毎月の養育費は慰謝料込みで10万円。繰り返すが、彼の月収は10~12万円だ。月の寮費とヘアメイク代はあらかじめ引かれており、上記の金額は彼の手取り分。つまり、手取りをそのまま相手に渡しているのだ。養育費2万円でも滞る人は世の中にいっぱいいる。しかも、10万円といえば東出昌大が月に払う額の約3倍だ。トモさんはよくやっている。

 トモさんは苦労人だ。小中高といじめに遭い、自殺未遂を考えたこともあった。親に「高校をやめたい」と打ち明けると父は激怒し、「出てけ!」と一喝された。彼は冬の氷点下の東北で、2カ月ホームレスとして生活した。

「あの頃に比べたら、今は布団もあるし暖かいし」(トモさん)

 ホストにしてもキャバクラや風俗にしても、学費や起業資金を貯めるという真面目な理由で始める人は少なくない。確かに、勤め人より大金を手にする可能性はある。まあ、それもうまくいけばの話だが。ホスト歴3年のタクマさん(20代)は、大学生時代に学費が50万円足りなくなり、通常のアルバイトでは間に合わなかったためホスト業界に飛び込んだという。ホスト歴2年で年収3,500万円のショウさん(20代)は、介護施設の開業資金を稼ぐためにホストになったそうだ。

 そういえば、『闇金ウシジマくん』には「ホストは、辞めてからの人生の方が長いンですよ」という印象的なセリフがある。

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