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ごつ盛り、デカうま、ニュータッチ! 安価系「油そば」カップ麺3選!

「武蔵野系油そば」をしっかり再現!ヤマダイ「ニュータッチ 東京油そば」

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ヤマダイ「ニュータッチ 東京油そば」(2020年4月20日発売)

 最後に紹介するのは、ヤマダイの「ニュータッチ 東京油そば」180円(税別)。他の2品は大盛で安価でしたが、こちらは大盛ではない上に定価もちょっと高め。ただ、スーパーやドラッグストアでは定価よりだいぶ安価で売られていることが多いです。ちなみに筆者は128円(税別)で購入しました。

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「東京油そば」で「武蔵野系油そば」を再現

「油そば」の起源は諸説ありますが、東京・武蔵野市の「珍々亭」や国立市の「三幸」を発祥とする説が強く、東京・武蔵野地区にはその影響を受けた油そば店が多く立地しています。カップ麺でもおなじみ「ぶぶか」もそのひとつで、界隈のお店を合わせて「武蔵野系油そば」と括られることが多くなっています。今回の「東京油そば」も「武蔵野系油そば」を再現しているとのこと。

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キレのあるたれと具の充実が特徴

 麺量は大盛ではないですが、具はキャベツだけではなくメンマ、ナルト、さらにはニンニクやネギの入ったふりかけ入っていてかなり充実。3品共通で肉系の具が入っていないのは安価品の泣きどころですが、3品の中では具の多さで群を抜いています。

 たれは、豚脂を効かせた醤油味で、濃い醤油とガツンと効いたニンニクによるキレのよさが特徴。「ぶぶか」や「珍々亭」のカップ麺に比べると豚脂の威力は弱いですが、そこは価格差もあるためご愛嬌。低価格のわりには「武蔵野系油そば」をしっかり再現できています。

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太くて弾力の強い油揚げ麺

 麺は、太くて縮れが強く高弾力の油揚げ麺。麺量は100グラムなので、他2品と比べると少ないですが、最も太くて弾力が強く、武蔵野系の太麺がきちんと再現されています。量より質を突き進んでいました。

 麺量こそ劣るものの、たれ、麺、具それぞれ質は圧倒的。この商品に限らず、ヤマダイの商品(ニュータッチ・凄麺など)は価格のわりに高品質で、広告費を抑えて品質にコストを割いている質実剛健なメーカーです。大手メーカーほどの知名度はなくても、同価格帯の商品を比べれば互角以上のおいしさの場合が多いです。

安価な油そばカップ麺も3品それぞれに強みが違う!

 油そばのカップ麺を、安価を共通項に3品レビューしました。麺量大盛の「ごつ盛り」と「デカうま」、質重視の「ニュータッチ」、そして大盛2品もごま油などで複雑な味の「ごつ盛り」に対し、「豚」押しの「デカうま」という大きな違いがありました。

 味を重視するなら「ニュータッチ」、ボリュームと味の両立なら「ごつ盛り」をオススメしたいです。そして「デカうま」は最もこってりであり、ごま油やニンニクといったクセのある味があまり強くないため、家にあるマヨネーズやお酢、胡椒、ラー油などでアレンジしやすく、可能性の幅が広いです。3品それぞれコスパ抜群で魅力的な商品でした。

 話は変わりますが、ラーメンが大好きなことでおなじみの「小池さん」は、油そばやつけ麺も好きなのでしょうか。

オサーン(カップ麺ライター)

カップ麺ブロガー&ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん

最終更新:2023/02/27 21:14
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