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馬鹿よ貴方は新道竜巳がR-1グランプリ2022決勝戦ほめ殺し!

4番バッターは、吉住。人間国宝級の技術

 THE W 2020のチャンピオンでもあります。見るたびに見応えが増して引き込まれます。1人でネタをやっていることを忘れてしまうぐらいの背景の見せ方会話の自然さ、台本の構成力と思いつかない展開で技術が高く、これはもはや人間国宝級です!

5番バッターは、サツマカワRPG。

 M-1グランプリではどんぐりたけしさん、Yes!アキトさんと怪奇!YesどんぐりRPGとしても活躍。M-1グランプリ2021では準々決勝まで勝ち進み、トリオでやっているYouTubeももうじき登録者数10万人にせまる勢いです。ギャグも面白いのですが今回は、ストーリーコントでの初決勝。「そっか、大会近いもんな」という台詞を日本で一番面白く言える人物としての印象にもなったと思います。こんなに見やすい1人コントを作れる芸人も彼をおいてほかにいるのかと思わされるぐらい、圧倒されました。大喜利の能力も高く、未知なる存在としてこれからもどんな活躍をするか楽しみです。

6番バッターは、ZAZY。

 昨年準優勝で、お笑い界では大きな爪痕を残したことでも有名ですが、今回も素晴らしかったです。まず昨年注目されたこともあり、暗転板付きからすでに笑いがクスクス起こっていて、周りからの期待が感じられワクワクしながら見れました。デジタル紙芝居という新たなるジャンルで本来画用紙では出来ないスピードで絵が進んでいき、ボケを量産するという時代と効率のコラボレーションでした。駄洒落の向こう側の部分の見させてもらい、ピンネタの現在から未来をまさに、その場で披露しているようで目がはなせませんでした。

7番バッター、寺田寛明。

 画用紙で文字を書いたネタでは恐らく今、彼の右に出る人間はいないかと思わせるぐらいの面白さがありました。予選からウケかたが半端なく、準決勝では1番ウケていたと思えるぐらの存在感でした。画用紙1枚で文字を上から少しずつ見せる表現は、1枚で笑いを3度ぐらいとる結果に。今回見せた工夫の仕方は、昨年の決勝進出8位から得た闘い方なのかもしれません。そして塾講師を実際にしている違和感ない解説の仕方も、ネタの説得力として生かされておりました。

8番バッター、金の国、渡部おにぎり。

 普段は金の国というコンビで、2021年のツギクル芸人グランプリを優勝したなかでのピンでも決勝に行くという剛腕な存在。演技力とそこからにじみ出る人柄に魅了されてしまいます。彼の笑顔が脳裏にこびりつき嫌いになれない。トンビに俺(自分)ごと持っていかれているというマンガのような設定で、バカバカしく、笑いやすく、芸人としての才能の高さを見せつけられました。予選では1つめの笑いまでの時間が一番早かったように見えました。ピンで笑わせる時間が早いというのも能力の高さです。

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