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朝倉未来、メイウェザー蹴ったら「罰金5億」と明かす

テレビ局の撤退で格闘技の「配信時代」が本格化

 今回の一戦は、ボクシング界の世界的レジェンドと日本の格闘界のスターの激突というだけでなく、格闘技の本格的な“配信時代”の未来を占う意味合いがある。

 会見でサブスクリプション型の新たな動画配信サービス「RIZIN FIGHT PASS」(17日からのプレオープン期間は月額550円、10月の本格開始後は800円)が発表され、メイウェザーVS朝倉のエキシビションマッチもPPV(ペイパービュー)での配信のみとなる見込みだと明かされた。

 先日、那須川天心と武尊の世紀の一戦が行われる格闘技イベント「THE MATCH 2022」の地上波放送がフジテレビの撤退によって消滅し、PPV配信のみとなったことが話題となった。理由は明かされていないが、大会実行委員を務める「RIZIN」の榊原信行CEOの周辺スタッフと反社会的勢力の関係が取りざたされ、フジ側がコンプライアンス上の問題で撤退を決断したとみられる。

 フジで年末恒例となっていた「RIZIN」の放送なども消滅するとみられ、一部では「もう格闘技を地上波で観られる時代は終わった」とも指摘されている。これに限らず、先日行われたプロボクシング3団体王座統一戦の井上尚弥とノニト・ドネアの試合も配信オンリーになるなど時代は明らかに変わってきている。

 フジに見捨てられたRIZINにとって、海外展開も狙える配信ビジネスは今後の生命線となる。そのスタートに用意されたメイウェザーVS朝倉という“劇薬”的なカードがファンにどう受け止められるかによって、格闘技界の未来が大きく左右されることになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/03/30 19:11
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