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映画『超伝合体ゴッドヒコザ』公開記念インタビュー!

イジリー岡田、『ギルガメ』終了で”エロ”封印から役者としても開眼

文=真貝聡(しんかい・さとし)

イジリー岡田、『ギルガメ』終了でエロ封印から役者としても開眼の画像1
写真|二瓶彩

――イジリーさんと言えば、「ベロを使った芸風」「アイドル番組の司会者」「モノマネ芸人」「役者」など色んな顔を持っています。そもそもお笑いに目覚めたきっかけは?

イジリー岡田(以下、イジリー):中高生の頃は『欽ドン!』(フジテレビ系)、『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日系)、『欽ちゃんの週刊欽曜日』(TBS系)などの、萩本欽一さんが「視聴率100%男」と言われた時代のテレビを観て育ってきまして。で、その前は小学校の時に初めてテレビで観た、チャップリン。

――ルーツは萩本欽一さんとチャップリンだったんですね。

イジリー:偶然にも萩本欽一さんはチャップリンを尊敬してて、そこも不思議と繋がってるんですよね。高校では同じ放送部のメンバーと、いつもお笑いの話をしていたので、高校1年の時に「卒業したら、ドリフターズみたいに5人でやろうぜ」とみんなで言ってたんです。しかも僕、人の話を真に受けちゃうんですよ。

――本当に「みんなで芸人になるんだ!」と。

イジリー:そう、信じていた。だけど高3になると「アレ、お前は大学?」「アレ、お前は就職すんの?」「え、俺は?」って……もう秋ですよ。それで、みんな違うんだなと思ったんです。あ、そうそう!高3の時に『欽ちゃんの仮装大賞』に出たんですよ。しかもピンチヒッターで。クラスの友達が予選を勝ち抜いて、後楽園ホールでやる生放送に出ることが決まったんです。僕は応援席で見ることになっていたんですけど、前日の夜に電話がかかってきて「岡田、1人いけなくなっちゃった。客席じゃなくて一緒に出ない?」って。

――そんな急きょ!

イジリー:もちろん欽ちゃんに会いたいから、出るじゃないですか。それで「東京名所巡り」というタイトルで、バスの運転手役が1人いて、他のメンバーは東京の名所に仮装する。僕は東京タワー役だから赤いジャージを着て出ました。何より、目の前に憧れの欽ちゃんがいるわけですよ!そのことに一番感動して。最初は点数が届かなかったんですけど、トークの時に1点入って合格になった。映像を見ると、今まで予選で頑張ってきた友達よりも、僕の方が10倍跳ね上がってました。それが17歳の4月ですね。

芸人になるか諦めるか、自分に課したタイムリミット直前で……

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写真|二瓶彩

――高校卒業後は、テレビの制作スタッフになろうと東放学園専門学校へ進むんですよね。

イジリー:そうです。「みんなはお笑いをやらないのか。じゃあ、俺はどうしたらいいんだ」と思ったけど、テレビの世界が好きだから、裏方になっちゃおうと。

――学校に通いながらカメラアシスタントのアルバイトをしたところ、あまりに過酷な状況を目の当たりにして、制作スタッフの道を諦めて。

イジリー:そうですね。就職はしないで卒業しました。それから専門学校の友達や高校の友達に「俺はお笑いでいく」と言ったものの、行動せずに口だけの男だったです。21歳の時、なにかの本に「夢を叶えたいなら、あなたは行動していますか?」という1行を見つけて、「あ、行動してない! 俺は何をしてるんだ!?」と思ったんですね。それで本屋さんに行ってオーディション雑誌『De☆View』を手にしまして。その中に「ABブラザーズを筆頭に、お笑い演劇集団作るオーディションを渡辺プロダクションが開催」という記事を見つけたんです。これだと思ってオーディション用紙を送って、予選を勝ち抜いて決勝まで行ったんですよ。そこには、のちのホンジャマカでブレイクする恵(俊彰)さん、『ポツンと一軒家』や『アメトーーク!』などの人気番組を抱える放送作家の中野(俊成)さん、お笑い評論家の西条昇さんなど錚々たる方々がいまして。

 ただ結果として、僕はオーディションに落ちるんですね。気づけば22歳になっていました。みんなが大学を卒業する時に、いつまでもウダウダやっていたら親に迷惑かけちゃうし、いよいよタイムリミットだなと思って。4月の23歳までに芸人になれなかったら、就職しようと決めたんです。

――自分の中で期限を決めて、再び渡辺プロダクションを受けるんですよね。

イジリー:もう一度オーディションを受けに行きましたけど、結果はダメでした。で、最後の思い出作りのつもりで、フジテレビの『発表! 日本ものまね大賞』に出たんです。中学から観ていた番組なので「これに出たら後悔しないな。もう終わりにしよう、この夢は」と思って。そしたら1次、2次、3次審査でも合格して、いよいよ本番になったんですよ。ただスタッフの人には「これは4次審査になります」と言われまして。なぜかっていうと「本番であのねのねさんと絡んだ時に、弾けなかったらOAしません。逆にOAされたら合格です」と言われて。本番になり、モノマネはウケなかったんですけど、あのねのねさんとの絡みがうまくハマって、8分ぐらい放送されたんです。そこで敢闘賞をいただいて「もうこれで悔いはないな」と思いました。そしたら、OAが終わってすぐにフジテレビのADさんから電話がかかってきまして。「ホリプロがお笑いの事業を始めるらしくて。もし興味があるなら、岡田くんの電話番号を教えるけどいい?」と言われたんです。

 後日、ホリプロに呼ばれまして、僕が石立鉄男さんのモネマネをしたVTRを見せたんですね。そしたら担当者2人の内の1人が石立鉄男さんのことがめちゃくちゃ好きな人で「面白いから来週から新ネタ作ってこい」と言ったんです。それが1987年の4月の1日ですね。

――ということは、諦めようとしていたタイムリミットの……。

イジリー:そう、ギリギリセーフだったんです。次の週から「僕1人じゃなくて相方とコンビのネタを作っていいですか?」と言って、正統派のコントをやるようになりました。

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