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『旅サラダ』中丸雄一、太鼓のリズムにノって魚を捌く。食リポするたび「ドドン!」

「中丸雄一×太鼓隊」の連携プレー、継続を希望!

 ここから中継は一旦中断。1時間の小休止の間、中丸は深海魚を3枚におろしていたらしい(中丸の作業の様子は、『旅サラダ』公式YouTubeで公開されている)

 やはり、中丸は器用だ。上手に深海魚をさばいたようで、中島さんから「初めてにしては合格」と、お褒めの言葉を頂戴している。ここからは、最後の仕上げ! さらに包丁を入れ、刺し身にしていくようだ。

「もう、刺し身にしていきます! で、気持ちを高めていきたいんで、先ほどお世話になりました太鼓の皆さんに音頭を取っていただきたいと思います」(中丸)

 なんと太鼓の音をBGMに、刺し身を仕上げようという魂胆だ。なに、その斬新な演出は? 

中丸 「それでは、お願いしまーす」

太鼓隊 「ドンドコ、ドンドコ、ドンドコ……」

中丸 (黙々と刺し身を切る)

 傍から見ると、太鼓の圧に煽られている気弱な料理人みたいなんだけど……。「太鼓の音と共に魚を捌くアイドル」という構図が前代未聞である。しかも、太鼓隊は太鼓隊で中丸を慮り、切りやすいリズムを叩いているので、それが余計にシュールというか。

 そんなこんなでできあがった、深海魚の刺し身。これを、中丸自らがいただくようだ。パクッ!

中丸 「うんま~い!」

太鼓隊 「ドドン!」

 中丸が食レポをすると、なぜか「ドドン!」と反応する太鼓隊。中丸の「うまい」に合わせ、太鼓で返事してくれるのだ。相槌じゃないんだから……。

中丸 「うまいですね!」
太鼓隊 「ドドン!」

中丸 「あっ、うまい!」
太鼓隊 「ドドン!」

中丸 「うまっ、うまーっ!」
太鼓隊 「ドン!」

「中丸の食レポ→太鼓からの合いの手」のくだりを延々やり続ける、この日の「なかまる印」。朝からシュールな旅番組である。

 中丸が太鼓にイジられ続けていると、次第に空気が変わってきた。彼が「うまい」と言うだけで、スタジオに笑いが起こるようになったのだ。太鼓のせいである。

『旅サラダ』による、「太鼓相槌」。一連のやり取りがコントみたいで、ジワるんですけど……。心なし、中丸も太鼓隊からの返事を待ち気味になってきたし、カメラさんも画角的に「中丸→太鼓隊」の連携ムーブを明らかに狙っているし。

「中丸×深海魚×太鼓」のコラボは絶妙で、想定外のナイスチームだった。太鼓のサウンドが、食レポのいいスパイスになっていたのだ。

 今後、太鼓隊の人たちも不定期でロケに参加してほしい。中丸雄一が太鼓隊を帯同する、2度目の変則「なかまる印」に期待大だ。

 というわけで、最後は恒例のタイトルコールである。

中丸 「では最後に決めゼリフ、皆さんでお願いしま~す。
    せーの、発掘!ニッポン、なかまる印ー!」

太鼓隊 「ドドン!」

 

<『旅サラダ』中丸雄一リポーターを見守る会>

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2022/12/04 02:15
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