世界は映画を見ていれば大体わかる #42

『アバター』大丈夫? やっぱり『2』は鬼門! 大ヒット作の大失敗続編たち

『ゴーストバスターズ2』1とほとんど内容が同じ!

♪ややや けったいな 誰を呼ぶ? ゴーストバスターズさ!

の主題歌が大ブームになったコメディ『ゴーストバスターズ』から5年を経てつくられた『ゴーストバスターズ2』(1989)。続編というか、話はほとんどやり直しである。まあ『ターミネーター2』みたいに前作のリメイクとしてつくられて大成功した例もあるからね……。・

 破壊神からニューヨークを救ったゴーストバスターズの面々だが、5年経った今ではゴーストの脅威はなくなり、今やドサ回りの営業で食いつなぐ日々。かつてゴースト調査の依頼をしたディナ(シガニー・ウィーバー)は長男をかかえてシングルマザーになっていたが、長男を乗せた乳母車が暴走する不可思議な現象を目の当たりにする。

 大学に戻っていたイゴン(ハロルド・ライミス)、レイ(ダン・エイクロイド)、喧嘩別れしたピーター(ビル・マーレイ)らと再会。彼らが調査を開始すると地下の下水道をスライムが埋め尽くしていた。途中で誤って電線を切ったため、NY中は大停電に。バスターズらは幽霊の存在を信じない市長補佐官によって起訴され、堅物の判事によって有罪にされる。

 判決時に地下道でレイが捕獲したスライムが裁判所で暴れ出し、ドタバタ騒ぎに乗じた彼らはゴーストを捕獲。晴れてバスターズは営業再開。

 それをきっかけにピーターはディナとよりを戻そうとするが、16世紀の魔術師、ヴィーゴ大公の亡霊が復活を目論み、ディナの赤ん坊を利用しようとする。NY中をスライムの化け物が埋め尽くし、解決するにはバスターズの力を借りるしかないが、彼らは市長補佐官の陰謀で病院に閉じ込められていた。

……という、一作目のあらすじをほとんどなぞる展開。幽霊騒動を解決しているのに、市長らにまったく認めてもらえないが、命がけの活躍の果てに市民らは絶賛の声を贈る……って全部同じですよ!

 にも拘らず、あらゆる面でパワーダウンが否めず、前回のクライマックスで最大のインパクトを残したマシュマロマンに匹敵する見せ場として考えられた自由の女神が歩き出すというシーンはマシュマロマンに見劣りしている。同じことをやっても、前作を越えられなければ「また同じことやってる」と言われるだけなのだ。

 1作目の人気にと熱狂的なファンに後押しされて興行成績はまあまあよかったそうだが、内容はまったく評価されなかったので、続編製作には長い時間がかかったのだった。

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