DDTサウナ部が高級カプセルホテルでテントサウナを満喫！

　エンターテインメント性の高さと選手たちのキャラクターの強さが人気の「DDTプロレスリング」内で、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるユニット『The37KAMIINA（サウナカミーナ）』。その名の通りサウナをこよなく愛し、「DDTをサウナにする！」と息巻くのは、竹下幸之介、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、小嶋斗偉という団体の未来を背負って立つ次世代レスラー5人だ。

　試合さながらのチームワークでプロレスとサウナの魅力を語り尽くす、“読んでととのう”連載も今回で最終回！　

　ということで、豪華カプセルサウナ『安心お宿 荻窪店』でテントサウナ打ち上げを決行しました！

　ラストには竹下選手の編集後記もお届けします。

最終回は末っ子・小嶋斗偉が仕切りますよ！

小嶋　みなさん、2021年11月からスタートした日刊サイゾーのThe37KAMIINA連載ですが、今回で最終回になります！

一同　え～！

小嶋　そこで……（ブロロロ……）

勝俣　あ、いまバイクの音でかき消されたから。

小嶋　あ、2021年11月からスタートした……（ガタンゴトン……）

勝俣　今度は電車の音（笑）。

小嶋　もぉ～！

上野　なんか仕切ってるふうだけど、カンペ読んでるだけだからね。

――はい。最終回ということで、これまで発言の少なかった小嶋さんに専用のカンペをご用意して、反省会の仕切りをお願いしました。

小嶋　……ということで、今回が最終回になります！　みなさん悲しいですかー？

MAO　悲しい！　

勝俣　めちゃくちゃ悲しいよー！

上野　言葉も出ないですよ。でも、発展的終了ということでね、これからますます発展していきましょう！

小嶋　（カンペを読みながら）なので、今回は連載お疲れ様＆反省会を、ここ『安心お宿　荻窪店』さんで行いたいと思います。

一同　いえーい！

小嶋　（カンペを読みながら）『安心お宿　荻窪店』さんは、荻窪駅徒歩120秒にある、豪華カプセルホテルです。そして、なんと、なんと！　テントサウナが完備されているそうです。と、いうことで！

勝俣　と、いうことで？

上野　どういうことですか？

小嶋　さっそく、行ってみましよう！　サイゾー最終回！　安心～？

一同　お宿～！ 

カプセルホテル内に設置された大型テントサウナで大反省会

　最終回でも元気いっぱいの4人。意気揚々と向かったのは大浴場……ではなく、脱衣所にある小さな扉の奥。そこは、室内空間にウッドデッキの敷かれたおしゃれなテントエリアになっている。

　男性専用カプセルホテルの『安心お宿 荻窪店』では、チェックイン時間となる15時前に、男女を問わずこのテントサウナを貸切利用することが可能。（90分2部制で平日15,000円、土日祝日20,000円の4人利用料金から。追加料金は1名平日3000円、週末4000円） 。また、15時以降の時間帯はこのテントサウナが、カプセルホテル宿泊者が追加料金なしで入れる湯処設備となっている。

小嶋　（カンペを読みながら）では、さっそくみなさんにテントサウナを体験していただきたいと思います！

勝俣　お～、熱いですね！　テントサウナってアウトドアのイメージが強いから、だいたい薪サウナなんですよ。でも、薪サウナって安定しにくいから難しいんです。ここは電気ストーブだから安定して温まってるのがいいですね。

MAO　そっか、この排気穴は薪ストーブ用のテントサウナだってことだもんね。

勝俣　そうそう。電気ストーブでもキャンプの雰囲気が味わえるし、普通のテントサウナにはないメトスの温度計があったりするのも面白いよね。温度はいま90℃ぐらいかな。

上野　過ごしやすいですね。  

勝俣　セルフロウリュもできるけど、まずはこのままの熱を楽しもうか。ごめんなさいね、今日はコジが回すって言ってるのに僕が仕切っちゃって（笑）

MAO　でも、コジには、いまの解説できないもんな。 

小嶋　はい。

勝俣　ちょっとは勉強せい。 

上野　まあ、小嶋さんには反省会の仕切りを担当してもらうってことでね。

小嶋　あ、はい。 

勝間　まずはこのサウナの良さを伝えましょう。 

MAO　テントサウナは何回か入ってるけど、こんなに広いのは初めてだからびっくりした。

勝俣　しかもそれが屋内にあるっていうのが新しいよね。斗偉はテントサウナ入ったことあるんだっけ？ 

小嶋　『マツコの知らない世界』（TBS系／22年6月21日放送回に出演）のときに、大分県の鍾乳洞（稲積水中鍾乳洞）のところで入りました。

勝俣　プライベートではないのか。そっか、コジはプライベートでサ旅とかしたことないもんね。

小嶋　いや、サ旅は静岡の……。

上野　『サウナしきじ』に行こうとして挫折したやつ。 

勝俣　目の前まで行って写真撮って帰ってきたやつね。 

小嶋　いやいや、目の前まで行って写真だけ撮るなんて逆にすごくないですか？　ちゃんと入りましたから！

サイゾー連載でできた型が『マツコの知らない世界』に活きた！

上野　じゃあ、そろそろコジの仕切りで反省会といきましょうか。

小嶋　はい。（カンペを読みながら）皆さん、このサイゾー連載が始まって、今日までの反省会を行いたいと思います。何か、反省したいことはありますか？ 

勝俣　反省はないよね。だってやり切ったもん。 

上野　サウナへの恩返しというか、僕たちがサウナに対する愛を出し始めたのはこの連載がスタートでしたよね。

MAO　うん、定期的なアウトプットの場として、やっぱりよかったよね。 

上野　連載が始まってから、『マツコの知らない世界』にも出させてもらったり、『なにけん』（なにわ健康ランド 湯～トピア／大阪府東大阪市）でThe37KAMIINAイベントをやらせてもらったり、いろんなステップアップが見事にできましたね。本当にいいサウナキャリアを過ごせてます。　

勝俣　そうね。だから思い出はいっぱいあるけど反省はない。毎回求められている以上の話をしてたしね（笑）。120%出し切ってましたよ。

MAO　ホテルサウナ回では、僕のコメントが8割カットされましたからね。  

勝俣　反省するとしたらそこだね。使えないことをしゃべってしまうっていう（笑）。

上野　いつも、しゃべりすぎて気づいたら「時間がない」ってなってました。

MAO　そこは『マツコの知らない世界』の収録でも発揮されましたね。1時間半の予定を、3時間やりましたから。 

勝俣　でも、この連載で僕らの役割分担ができていたからこそ、『マツコの知らない世界』もやり切れたと思う。

MAO　うん、サウナ取材の型ができたね。 

勝俣　これは、本当にサイゾーさんのおかげです。 

上野　そういう意味では、ちょっとプロレスの巡業スタイルみたいな感じですかね。地方を回りながら、連携を試して成長していって、マツコさんという王者に立ち向かって。で、またサイゾーに帰ってくるという。 

勝俣　あのビッグマッチは大成功でしたね。放送後もTVerでたくさん見てもらえたみたいで、『サウナを愛でたい』みたいなサウナ番組があるなかで、TVerのサウナアワード大賞をいただきましたから。「『マツコ』きっかけで初めてプロレス観にきました」って、今でも言われます。  

小嶋のしゃべりが忠実に再現されていた

上野　小嶋さんは、何か反省ありますか？ 

ーー実は小嶋さんは、途中参加なんですよね。 

勝俣　連載が始まったのが、小嶋が入るか入らないかくらいの時期だったね。 

MAO　僕らの付きまといをやっているくらい。

上野　そっか。あの頃にはもう「サウナが好き」と言っておけば、我々の人気にあやかれるという現在の形が完成してたんや。 

小嶋　現在の形って。 

勝俣　まあ、結局あやかったわけだしね。 

小嶋　いやいや……あやかり切りましたね（笑）。 

一同　笑。

勝俣　小嶋の反省があるとしたら、やっぱりちょっと口数が少なかったかな？ 

小嶋　そうですね……。記事を見て思ったのが、僕がしゃべりだすタイミングで、絶対に最初に「あ、」ってついてるんです。

上野　忠実に再現してくれたんだよ。

小嶋　自分はこんなふうに話してるんだって、初めて知れました（笑）。

勝俣が熱波師になって学んだこと

　思い出話に花を咲かせるうちに、4人の体から玉汗が噴き出てくる。熱波師・勝俣瞬馬が渾身のアウフグースを行い、ここからさらにテントサウナ内の体感温度を高めていく。

上野　しかし、サウナを好きになって、本格的に熱波師になってから勝俣さんの思いやりの心が非常に成長したと思いますね。

MAO　人として成長したよね。 

上野　誰もいないサウナ室で練習してたアマチュア熱波師時代に比べると、人を気持ちよくさせてあげたいっていう気持ちがどんどん強まってると思う。

勝俣　やっぱり、プロレスに通じるところがあるんですよね。楽しませてあげたいという気持ちが。

上野　この熱い場所で体を張ってね。 

勝俣　そう。それが一番サウナから教わったことですね。 今度、MAOさんも地元で熱波師の仕事をするんだよね。

MAO そう、初めての単独アウフグースイベントが決まりました。宮城県大崎市の『加護坊温泉 さくらの湯』（22年12月27日に開催）で。

ーーMAOさんもアウフグースの技術を習得したんですか？

MAO 勝俣師匠の一子相伝ですね。この前、『Sea Sauna Shack』（勝俣が総支配人を務める館山のサウナ施設。以下、SSS）で支配人イベントをやらせてもらったんですよ

勝俣　MAO支配人と上野支配人で、1日イベントをやってもらいました。 

上野　あれは、熱波師合宿でしたよね。お客さんがいないときはずっとタオルを振り続けて、しっかり肩と手首がパンパンになりましたから。

MAO　その合宿の経験をやっと活かせるときがきました。この記事が出る頃には終わってると思うけど、こういったお仕事はこれからもつなげていきたいですね。

The37KAMIINAのアウフグーススタイルは5者5様

上野　サウナ好きが高じてSSSの総支配人になった勝俣さんだけでなく、最近は僕たちもサウナを楽しんでもらう側になってきたような感じがしますね。

勝俣　うん。オルカ宇藤さんや、元プロレスラーの井上勝正さんみたいなプロレスラー熱波師はいますけど、タケ（竹下幸之介）も入れて我々5人にしかできないアウフグースというのも絶対あると思うので、今年はこれをもっと推して行きたいなと思っていて。

上野　アウフグースも個性が出るからね。SSSのイベントでは、僕は、ストレッチで筋肉をほぐしながらあおぐスタイルで、MAOさんは、『白鳥の湖』に合わせて舞いながらのロウリュ。コジだったら、どんなアウフグースにする？

小嶋　みんなで手拍子するような楽しい系がいいですね。 

上野　それだと勝俣さんと被るから、ナシで。

小嶋　えー……。

勝俣　ちなみにタケのアウフグースはプロレスなんですよ。あおいだらあおがれる、あおがれたらあおぐみたいなやり取りをお客さんとしていて。

上野　だから、それもナシで。 

小嶋　う～ん、う～ん。

上野　じゃあ、とりあえずそれは宿題にしとこう。だいぶ温まったので、いったん出ましょうか。

最終回もグランドセフトオートしすぎなMAO

　クールダウンはテントサウナの隣に設置した桶シャワーで。大量の水で一気に体を冷やしたら、すぐそばに3脚のインフィニティチェアが置かれた半外気浴スペースが。動線もバッチリだ。

小嶋　（勝俣の足の間に頭を挟んで）これ、いぃ～い……。

勝俣　おーい、MCさぁ～ん？

小嶋　……ふぁい？

上野　お前、寝てた？

小嶋　寝てないです 

MAO　寝てただろ、絶対！ 

小嶋　ちょっと……寝そうになってました。気持ちいいですね。

上野　この寒い時期だから、“半”外気浴ってのが特にいいよね。 

勝俣　そう、いまこいつ（小嶋）に邪魔されたけど、それが言いたかったの！　ここのスペースは、もともと駐車場だったんだって。

上野　そうなんや！　もう、世の中の全施設の駐車場をサウナにしよう。 

MAO　ドライブインテントサウナとかもできそうだよね。

勝俣　それ、いい！　 

MAO　ほら、最近はブルーシートで覆われた“それ用“の駐車場も話題になってたじゃん。

勝俣　また使えなくなりそうなことを言って！ 

上野　MAOはグランドセフトオートしすぎなんだよ（笑）。でも、ドライブインサウナはいいかもね。

MAO　ただ、外気浴の空気はちょっと悪いかもしれないけど。