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平野紫耀、元関係者が語るボイメン脱退劇との類似点

平野紫耀のジャニーズ退所でフラッシュバックするボイメン脱退劇の画像1
ジャニーズJr.時代(Mr.KING)の平野紫耀

 今年の5月22日にKing & Prince(以下:キンプリ)脱退、そしてジャニーズ事務所を退社することが決まっている平野紫耀。

 2022年11月にリリースしたキンプリ11枚目のシングル『ツキヨミ/彩り』はミリオンを達成し、個人でも2022年秋ドラマ『クロサギ』(TBS系)での演技が評価され「第26回日刊スポーツ・ドラマグランプリ(GP)」の主演男優賞に輝いた。

 CMやバラエティ番組にも引っ張りだこで、これまで順調にキャリアを築いてきたように見えるが、2019年にこの世を去ったジャニー喜多川さんとの夢だった“海外進出”は今はまだ叶わず、それが脱退決意にいたる要因だったといわれている。

 キンプリのデビュー当時は“これぞジャニーズ”といった、正統派キラキラ路線だったが、最近ではヒップホップ要素の強い踊れるドープな曲や、英語の歌詞だったり、国外展開も意識したカッコイイ系にシフトしている様子だった。

 夢の実現に向け、前に進んでいたと思っていたが、日本で多忙になればなるほど、皮肉にも海外進出のタイミングが遠のいていくという、フラストレーションが溜まっていたのだろう……。

「海外でも活躍している有名なダンサーさんに振り付けを依頼することを提案したのは、平野くんだそうですよ。小さいことからダンスを習っていて、プロに聞いても平野くんはかなりうまいともっぱら。エンターテイメントの本場へ行きたくなるのは自然ですよね。さらに平野くんの憧れの人である山下智久くんも海外志向ですから、刺激を受けているでしょう。ジャニーズを辞めた後、BTSを有する韓国のエンターテイメント企業HYBEへの移籍説も根強いですが、まだ英語を勉強中ですから、現実的には、ひとまず語学留学なんかするんではないでしょうか」(芸能リポーター)

 今年1月9日には同じく元ジャニーズの筆頭になったタッキーこと滝沢秀明が《無限の可能性を信じて動くか~》と、なんだか匂わせツイートをして、平野も合流するのではないかとファンは右往左往、芸能マスコミ周辺もザワつきだしている。タッキーもジャニーさんのDNAを受け継ぎ、海外でのジャニーズ発展に尽力していたため、あり得る話。

 なににせよ人気絶頂の中、あまりに急な脱退発表となったため、その後の動向に興味が集中するのは当然、やはり鍵となるのは「活躍の場を世界へ広げたい」という平野のブレない軸だろう。

 こうした中で「あの時のことが思い出される」と語るのは、平野がかつて地元・愛知県で芸能活動していた際に所属していた事務所の関係者だ。

 平野は関西ジャニーズJr.になる前、東海地方のご当地イケメン集団BOYS AND MEN(通称:ボイメン)のメンバーだったと知られている。

「ボイメンは若手のボーイズグループとお兄さんのメンに分けられていて、私が関わっていた当時は、平野くんは中学生でボーイズのほうでした。地方とはいえ都市圏のアイドルグループの中にあっても突出したイケメンでしたが、当時は福澤侑くんがトップ人気だったので、ナンバー2といったところ。中学生のころはまだ背も低く、それほど前に出る子じゃありませんでしたね。ダンスはやっぱり抜群にうまくて、芝居はそれなりでしたが、主役を張るほどではありませんでした。ただ、やっぱり当時からひとりだけ異質でしたよ。今思えば、全国区に繋がる人はこのくらいの年齢から光っているんだなって思います」(同前・関係者)

 現在バラエティ番組などで見せている天然の”おバカ系”なキャラと、ストイックさはその時から顕著だったそう。

 ボイメンとして活動していたことを平野は公言していないが、そこにも彼なりの流儀があるのかもしれない。

「そのころから意思は強くて、普段はわりとふわふわしてるのに、こうとキメたら進んでいく、というのは感じ取れました。当時、福澤くんがおしゃべりが上手く、みんなをまとめることができるのでリーダー的に矢面にたって意見をいうタイプ。平野くんは『はい。はい』って素直に聞いてるけど、最終的には必ず自分の意見を通す子でした。他の子達と同様に普通のこどもみたいにはしゃぐけど、どこか距離があるというか俯瞰で見てる感じでしたね」(同前・関係者)

 今でこそボイメンも全国区の人気になり、一時はジャニーズの脅威とささやかれていたこともあった。しかしグループが始動した2010年ごろは、まだ駆け出しでメンバーの入れ替わりも激しかったため、平野も1年ほどしか在籍していなかったようだ。

 ライブやイベント、ミュージカルなどに挑戦していたが、観客が10人、むしろ出ている演者の方が多いといった状態もあり、メンバーに関してはそこまで情熱をもって取り組んでいる人も少なかったそう。

「平野くんがボイメンをやめる時も、突然でした。ちょうどグループが名古屋で認知され始めたくらいの時期だったため、不安定なあの場がもどかしかったのかもしれません。ただ当時の事務所は全体的に『思春期の子たちがすることだから』って、ひきとめなかったんです。私は、絶対逃しちゃいけないと思って直接『やめるな』って平野くんに電話したんですが、そのときにのらりくらり返答する感じで『こりゃ説得は無理だ』って感じました。この子は揺るがないなって。関西ジャニーズJr.から東京へ基盤を移した際も、もう関西に戻ることはない覚悟だったと聞きました。今回のジャニーズの脱退をみても、もちろん内部ではゴタゴタがあるのかもしれないですが、本人的にもジャニーズはステップのひとつで、やっぱり次を見ていて、意思も固いんだと思いますよ」(同前・関係者)

 ちなみに、同じく所属していたとされる赤楚衛二については……。

「赤楚くんは、ボイメンの中でも彼らが所属していたのとは別の事務所だったので、そこまで他の子と交流がなかった印象です。そして平野くん以上に、まったく喋らない子でした。正直、数年後にドラマなどで活躍してる姿を見ても彼だと気が付かなかったほどです」

 キンプリの爆発的人気を引率した平野だが、その強い信念を貫き通し、夢の続きを見せてくれることだろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/02/01 07:00
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