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制作舞台裏と後半戦の見どころ

『インフォーマ』はなぜテレビドラマの常識を覆したのか…プロデューサーを直撃!

元ヤクザの情報屋を演じる桐谷健太(©カンテレ)

 情報は独自に入手したものほど価値があり、新しければ新しいほど価値は高まる。そんな生きた情報を武器に、社会を揺るがす情報屋を題材にしたドラマ『インフォーマ』が、現在カンテレ(関西テレビ)で放映中だ(Netflixでは先行配信中)。『ムショぼけ』などで知られる作家・沖田臥竜氏の同名小説『インフォーマ』(サイゾー文芸部)を原作に、『新聞記者』(19)や『余命10年』(22)などをヒットさせた藤井道人監督が企画・プロデュース・総監督を務めている。
 現在、物語は中盤に差し掛かっており、インフォーマを名乗る謎多き男・木原(桐谷健太)のもとで、雑誌記者の三島(佐野玲於)は運転手として働きながら密着取材を継続。その木原は、裏社会で暗躍する冴木(森田剛)の動向を懸命に追っている。2月16日(木)放送の第5話では、ついに木原と冴木が直接対決を迎えることに――盛り上がり必至の後半戦を前に、カンテレの豊福陽子プロデューサー、制作会社「ラトロン」の角田道明プロデューサーに、テレビドラマの常識を破る『インフォーマ』の制作内情と今後の見どころを語ってもらった。

徹底したリアリティーの追求

――第1話の終わりには、人が全身火だるまになる衝撃シーンがあるなど、『インフォーマ』は深夜ドラマの枠を完全に越えた作品になっています。

角田 あの火だるまシーンはCGではなく、実際に西新宿の商店街で撮影を行なっています。場所が場所だけに、町内のお店に対して一軒一軒許可をもらい、安全性も万全を期した上で臨んだ撮影でした。第3話のサウナのシーンには、もちろん堅気の人たちですが、実際にタトゥーを入れている人たちに集まってもらい撮影しています。手間暇は掛かりますが、リアリティを追求する藤井監督の要求に応えられるようスタッフも全力で向き合っています。

豊福 出来上がった第1話を観て、すごいドラマになっているなと実感しましたし、反響もありました。正直なところ、撮影前は「CGで済ませばいい」「もっと安全な郊外で撮影すべき」などの声もありました。もちろん万が一にも事故が起きれば、撮影中止どころか作品自体が取り沙汰されることになりかねません。でも、藤井監督がリアリティを求める気持ちはわかりますし、信頼できるプロのスタッフが集まっていることも十分理解できていましたから。

第1話から大きな話題を呼んだ、新宿の街中での火だるまシーン(©カンテレ)

角田 いろいろとご心労をお掛けしているようで、申し訳ありません。

豊福 いえいえ! カンテレは月曜の夜10時に全国ネットのドラマ枠がありますが、その枠に限らず面白い企画をやろうと、ローカルドラマ枠を立ち上げようとしていた時に、”情報屋”が主人公という何やら面白そうなお話で、しかも『アバランチ』(カンテレ制作、フジテレビ系)や映画『余命10年』でご一緒させていただいた藤井監督が撮られると聞き、ぜひと手を挙げさせていただきました。新枠がなかったとしても、こんな魅力的なコンテンツなら参加していたと思います。

――「これまでになかった面白いドラマをつくろう」という点で、カンテレと現場サイドの考えは一致していたわけですね。

角田 そうですね。藤井監督と今までも一緒に映画、ドラマを制作しておりますが、監督は本当に面白いことをストイックに追求する人。「テレビドラマだから、このくらいでいいだろう」という妥協はいっさい考えていないんです。

豊福 藤井監督が現実社会の生々しさを描こうとしているのは、すごく感じます。

角田 藤井監督と一緒に仕事をするのはとてもワクワクします。アドレナリンが出てくるんです。チームの一員として、スタッフの一人ひとりがクリエイターとして作品づくりに関わっている感じがすごくするんです。

豊福 原作者である沖田さんが語るお話も面白い。沖田さんのお話を聞いていた藤井さんが「面白いから映像にしませんか」と言って、沖田さんが1週間ほどで物語の原型を書き上げられたそうです。そこから沖田さんと藤井さんが、『インフォーマ』をより面白い作品にとブラッシュアップされていった。私も原作小説を読んで、すぐに映像が浮かんできました。どんな面白い連続ドラマになるのか、を考えるのは楽しかったです。

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