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目黒蓮にかかる壮絶プレッシャー、『トリリオンゲーム』コケたらジャニーズドラマ壊滅か

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目黒蓮

 視聴率では日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』(TBS系)の一人勝ちで終わった2023年の春ドラマ。夏ドラマも、TBSの独走が続きそうだ。

 夏ドラマの日曜劇場は、堺雅人が主演を務める『VIVANT』(TBS系)が7月16日からスタートする。平均世帯視聴率で20%を超えるのではないかと早くも話題だ。

「堺が主演な上に、出演者は阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司と主役級の俳優が勢ぞろい。また、TBSは同ドラマの情報をできるだけ解禁しない方向で、視聴者の飢餓感を煽るプロモーション作戦に出ている。現在公表されているのは、一部の出演者と、モンゴルで長期ロケをしたことだけ。一部解禁された写真や映像では、どうもまた銀行が舞台のようで、『半沢直樹』を思わせる。TwitterなどSNSでもストーリーの考察が行われ、放送前から早くも幅広い世代の注目を受けています」(スポーツ紙記者)

 すでに『VIVANT』一色ムードの夏ドラマだが、TBSが放送するほかの作品も豪華だ。火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』は、朝ドラ女優の福原遥が18歳の妊婦を演じ、深田恭子とダブル主演を担当する。

 さらに注目なのは、Snow Manの目黒蓮が主演を担当し、佐野勇斗と共演する金曜ドラマ『トリリオンゲーム』だ。『アイシールド21』(集英社)の稲垣理一郎氏が原作、『サンクチュアリ』(小学館)の池上遼一氏が作画を務める同名漫画が原作。アイドルだけでなく、俳優としても人気が急上昇している目黒が、連続ドラマ単独初主演を飾る。

「これまで目黒は、『教場Ⅱ』(フジテレビ系)や、『silent』(同)など、ほとんどの作品でナイーブな青年を演じてきた。ですが『トリリオンゲーム』では、ハイテンションで類まれなるコミュニケーション能力を持つ天性の人たらしという役どころ。目黒が演じる天王寺陽(ハル)は世界一のワガママ男と言われ、根拠のないハッタリで成り上がろうとする豪快なキャラ。これまでの目黒がこなしてきた演技からは想像つかない役で、Snow Manファンだけでなく、ドラマや映画の関係者も注目しています」(民放関係者)

 放送開始前から注目度が高く、ヒットすれば目黒の代表作にもなりそうな『トリリオンゲーム』。しかし、TBS関係者は意外にも、同ドラマを厳しい目で審査するつもりだという。

「目黒さんに罪はないのですが、ジャニーズ事務所の性加害騒動に対して、局内でもさまざまな意見が出ている。なかには当分、ジャニーズタレント主演のドラマは控えるべきだという声もある。ここ最近も、TBSのドラマにジャニーズタレントがコンスタントに出演していますが、正直いえば数字が良かった作品は少ない。好調だったのは、2022年に放送した、二宮和也主演の日曜劇場『マイファミリー』くらい。そういった事情もあり、『トリリオンゲーム』の視聴率が悪ければ、不要論が一気に高まり、ジャニーズタレントの主演作が激減する可能性が高くなっている」(同上)

 かつてはジャニーズタレント主演で記録的なヒットドラマを数々制作してきたTBS。ただここ10年ほどでは、『半沢直樹』をはじめ、『逃げるは恥だが役に立つ』『ドラゴン桜』など、代表作といえる社会現象を巻き起こしたドラマは非ジャニーズタレントの主演作ばかりになっている。

「昨年末に放送された平野紫耀が主演の『クロサギ』も、結果としては目立った視聴率は獲得できなかった。ジャニーズタレントが主演だとCMが取りやすいという“神話”もありましたが、性加害騒動でそれも怪しくなってきた。結果、テレビ局としては、スケジュールも抑えづらいジャニーズタレントをわざわざ主演にする必要性がなくなったんです。それだけに、『トリリオンゲーム』がもし失敗すれば、TBSをはじめ他局でもジャニーズタレントの起用について見直しが行われるでしょうね。目黒はかなりのプレッシャーを抱えることになりそうです」(スポーツ紙記者)

 とはいえ、今をときめく目黒が主演を務める『トリリオンゲーム』。共演者も、佐野に今田美桜、吉川晃司など豪華なメンバーだけに、視聴率も期待できそうな気もするが……。

 ただ、肝心のTBSが『トリリオンゲーム』を推すつもりがないだろうなどという話も。

「現在は事前情報を遮断している『VIVANT』ですが、放送が始まったらTBSは予算をかけて一気に宣伝攻勢をかける。正直いえば、『トリリオンゲーム』をはじめとするほかのドラマにかまっている暇がないんですよ。それに、目黒さんはグループの活動もあるので稼働日が取りづらく、人気バラエティーなどでの番宣もやりづらい。そうなると、『トリリオンゲーム』は『VIVANT』に食われる形で、プロモーション不足のままヌルっと放送を迎えそうだと言われています」(民放関係者)

 昨年から、グループでも個人でも神がかり的な活躍を続けてきた目黒。今夏もこのままの勢いで乗り切ることができるか。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2023/07/06 02:14
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