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田中みな実、演技力が課題も…大河出演も“内定”で事務所は「看板女優」化を期待か

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『悪女について』ドラマ公式サイトより

 テレビ朝日系恋愛バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』が秋の改編でレギュラー放送終了となることが決定したと一部で報じられており、これが唯一のテレビレギュラーとなる田中みな実は、これを機に女優業を本格化させるのではと注目されている。

 もとは2019年に単発で始まった『あざとくて何が悪いの?』は2020年10月にレギュラー化。昨年1月には視聴率が低迷しているとして〈テレ朝『あざとくて何が悪いの?』今春打ち切り決定!〉などと報じたものの、総合演出を務めていた芦田太郎プロデューサーが報道をすぐに否定。実際、その後も変わらず続いていた。また、世帯視聴率は3%台といわれるが、20~40代の女性層の視聴率が高く、TVerでのお気に入り登録者数は120万超え、昨年1月に行われたリアルイベントもチケット完売と人気が高い番組だ。

 だが、今度の報道は信ぴょう性が高いとも指摘されている。一部スポーツ紙によれば、MCの弘中綾香アナの産休を機に一区切りをつけるという名目だそうだが、昨年いっぱいで同番組の立役者だった芦田プロデューサーがテレビ朝日を退社したことも大きいという。芦田プロデューサーが関わっていた、なにわ男子のレギュラー番組『まだアプデしないの?』はこの7月から『まだアプデしてないの?presents 逆転男子』と企画・タイトルが一新されており、『あざとくて』も見直しが進んでも不思議ではない。

 また、『あざとくて』の人気企画に「あざと連ドラ」というミニドラマがあるが、芦田プロデューサーによれば、上層部からかなり早いうちから、ネタの枯渇やマンネリ化を懸念する声が上がっていたといい、その打開策のひとつとして「あざと連ドラ」を始めたという。しかし、その「あざと連ドラ」も6月11日に第7弾の放送を終了。昨年からは、次の「あざと連ドラ」まで長くても4週しか間を空けていなかったが、第7弾終了から5週を過ぎても第8弾の発表はない状態だ。

 田中にとって唯一のテレビレギュラーだった『あざとくて』が終了となることにより、業界内では「今後は本格的に女優業に注力するのでは」との見方が出ているようだ。

 当初は、2020年のテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』で演じたキワモノキャラの役柄のイメージが強かった田中だが、その後順調にキャリアを積んでおり、西島秀俊主演のNHKドラマ『ノースライト』、吉田羊と國村隼主演で高い評価を得たテレビ東京系ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』、ギャラクシー賞やTVerアワードにも輝いた吉高由里子主演のTBS系金曜ドラマ『最愛』などに次々と出演。今年は出演映画『映画 イチケイのカラス』が公開されたほか、4月期には大きな反響を呼んだフジテレビ系木曜劇場『あなたがしてくれなくても』でメインキャストを演じ、先日はNHK総合ドラマ10『悪女について』でドラマ初主演。7月12日より始まったフジテレビ系水曜ドラマ『ばらかもん』にもレギュラー出演と大忙しだ。

 田中はTBS退社後に宮根誠司らが所属する事務所に入っていたが、2020年に広末や戸田恵梨香、有村架純、吉瀬美智子らを擁する女優系事務所「フラーム」に移籍。「あこがれの女優は広末涼子さん」と公言しており、広末のいる事務所で女優として羽ばたきたいという思いがあったのだろう。

 ところが、そのあこがれの先輩であった広末は人気シェフ・鳥羽周作氏との不倫が発覚し、起用されていたキリンビールや日本和装などのCM4本が消滅。6月中旬に故郷・高知でクランクイン予定だった主演映画の撮影も無期限の延期となった。現状、無期限の謹慎処分となった広末が活動を再開できる見込みはなく、CMはこのまま契約解除、主演映画は企画中止になるおそれがある。それだけでも事務所は大きな収入を失ってしまうが、一説には「少なく見積もっても1億円以上の賠償金や違約金が発生する」ともいわれている。

 かつて、ベッキーが人気絶頂期に不倫騒動を起こした時、大黒柱が急に活動休止になったうえに賠償金まで発生して所属事務所のサンミュージックの経営を苦しめたことがあった。のちに同事務所に所属するカズレーザーが「弊社サンミュージックは、ベッキーロスのときに誰も休めなかった」と暴露し、タレント全員で必死に働いて損失を補填したことを明かしたが、フラームも「広末ショック」によって同じような状況に陥りそうだ。

 フラームは人気女優を多く抱えているが、広末と並ぶエース級の戸田恵梨香は5月に出産したばかりでフル稼働は難しい。事務所期待のホープである松本穂香や、不倫騒動による活動休止から復活した唐田えりか、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)への出演で注目された片岡凜ら有望な若手もいるが、まだまだ広末の代わりが務まるレベルには至っていない。

 となると、戸田らに次ぐ事務所のスターである有村架純にしわ寄せがいきそうだが、NHK大河ドラマ『どうする家康』の撮影を終えたばかりの彼女一人にすべて背負わせるのは酷だろう。そこで浮上してくるのが、田中の女優路線を本格化させ、彼女を事務所の看板女優のひとりにしようというプランだ。もとより事務所側も田中に女優として期待していることはこのところの“快進撃”からもうかがえるところで、今年5月には来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』への出演も内定しているとの報道も。広末の無期限活動休止にともない、ますます田中がプッシュされる可能性は高い。

 もっとも、懸念となるのは演技力だろう。『あなたがしてくれなくても』では、夫の浮気に気づいてから、浮気相手となるみち(奈緒)の前に突然現れて喫茶店で問いただすシーンが“地獄のランチ”と評され、やはりサスペンス的な演技が合うと大きな話題となったが、一方で他の場面では、主演の奈緒や夫役を演じた永山瑛太らの演技力との差を指摘されることも多かった。多面性のある虚飾の女性実業家を演じる『悪女について』も、「田中みな実そのまんま」と賛否を呼んだ。特に『悪女について』は2012年にもTBSで沢尻エリカが同じ役を演じていたこともあり、設定などが変更されているとはいえ、「沢尻とは比べものにならない」といった声も聞かれた。

 しかし一方で、田中が多忙なファッション誌編集者・楓を演じた『あなたがしてくれなくても』は主人公らの“自分勝手さ”が目立つストーリーになったこともあり、メインの4人のうちでひとりだけ浮気・不倫をしていない楓の好感度が終盤になって上がっていき、離婚して吹っ切れた楓を支持する声も多かった。また業界内では、ストイックで真面目に努力する姿勢が評価されており、ドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)に田中を起用した武内英樹監督は彼女をべた褒め。「アナウンサーを辞めても女優で生きていける。連ドラの主役で起用したいと思っていたくらい」「今はエッジの効いた役が多いけど、場数を踏んで“抜く芝居”ができるようになったら無敵の女優になる」「元NHKアナウンサーだった野際陽子さんにタイプが似ていて、きっと20年後、30年後ぐらいに大女優になってると思う」などと“伸びしろ”への期待の声を述べていた。

 田中は美のカリスマという顔もあり、写真集が大ヒットしたほか、おすすめした美容系商品などがバカ売れする「みな実売れ」という現象を起こすことでも知られる。先日も「ビタミンCを4時間ごとに摂取している」と明かした途端、ネット上の女性たちの間でビタミンCブームが起きたほどだ。こうした影響力を背景にビジネス展開が期待できるのは、マルチに活躍する田中ならではの大きな武器で、「広末ショック」の補填にも大いに役立つだろう。

 当初は田中の女優業進出に疑問の声が相次ぎ、フラームへの移籍にも違和感を抱く人が多かったが、今となっては事務所の救世主になるかもしれない存在。このままキャリアを重ねていけば、遠くないうちに戸田恵梨香や有村架純と肩を並べる「看板女優」になる可能性もありそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/07/14 21:00
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