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不動産価格の高騰、ついに潮目がきた!不幸にならない再開発の街購入(中野vs阿佐ヶ谷編)

サブカルの聖地中野と昭和レトロな阿佐ヶ谷、再開発が進む町、住むならどっち?

2.人口や世帯数、年収の比較

 そんな各駅の人口と、世帯数推移のデータを比較していきます。

●2-1.人口と世帯数の推移とその比較

※参照:中野区
※参照:杉並区

 中野区、杉並区が発表した人口に関する統計データを基に、中野駅、阿佐ヶ谷駅から徒歩15分圏内の世帯数と人口の推移を考察していきます。

 データを確認すると、中野駅は直近5年間で世帯数が138世帯、人口が385人減少しています。

 一方の阿佐ヶ谷駅は、世帯数はほとんど変動がないものの、人口は312人減少していることがわかります。

 ただ、両駅共に人口も世帯数もほとんど変化がなかったと言えます。

●2-2.駅徒歩圏の人口予測の比較

 次に、各駅徒歩15分圏内の人口推計のデータを見てみます。

 上記のグラフは『国土数値情報(H30国政局推計)/国土交通省』のデータを国際航業が編集・加工した情報を元に作成されたグラフです。

 中野駅の2050年までの人口は、3,378人減少の予想となっています。

 しかし、2020年には中野区が算出した予測データよりも約1万人増加していることや、前述した中野駅北口のタワーツインの入居などを考慮すると、今後、この予想を上回ることも考えられそうです。

 一方の阿佐ヶ谷駅も、2,245人減少の予想となっています。

 阿佐ヶ谷駅の再開発では、整備事業がメインの為、中野駅のように大型マンションの開発等はなく、人口が大幅に増加するということはなかなか期待できません。

 ただ、ファミリー層の取り込みには期待ができそうです。上記グラフの予想と比較して、実際に人口はどのように変化していくのか、今後の数値に注目です。

●2-3.駅徒歩圏の年収の比較

 次に、中野駅と阿佐ヶ谷駅の年収別世帯数の割合を比較していきます。

 中野駅は、年収200万円未満の世帯が阿佐ヶ谷駅と比べて多く、約18.9%程度を占めることがわかりました。中野駅周辺の家賃は阿佐ヶ谷と比較して、高めの印象ですが、単身者が住みやすい街なのかもしれません。

 一方、年収1,000万以上の世帯数を比べると、阿佐ヶ谷駅の方が割合が高く、約11%程度を占めることがわかりました。

 中野駅周辺よりも阿佐ヶ谷駅周辺の方が年齢層が高いことも影響しているかもしれません。

 ただ、この数値から阿佐ヶ谷駅は中野駅よりも、経済的にゆとりのある世帯から愛されているエリアであることがわかります。

 もし、中野か、阿佐ヶ谷で迷っている場合には、ご自身の年齢を踏まえ、決めるといいかもしれません。

●2-4.人数別世帯数の比較

 上記のグラフは、中野駅と阿佐ヶ谷駅の世帯数を比較したグラフです。

 データを確認すると、単身世帯数は中野駅の方が割合が高いことがわかります。

 中野駅はJR中央線と東京メトロ東西線の接続駅となっており、通勤や通学に便利な立地のため、多くのオフィスワーカーが住んでおり、それが数値に反映されていると考えられます。

 阿佐ヶ谷駅も中野駅同様に、単身世帯数の割合は高く約62%を占めています。それでも、中野駅と比べると、若干カップルやファミリー層が多いようです。

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