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故アントニオ猪木さんのビジネス“三種の神器”気になるお値段

故アントニオ猪木さんのビジネスにおける三種の神器の気になるお値段の画像1
アントニオ猪木(写真/Getty Imagesより)

 老舗プロレス団体・全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦が7日、都内で会見を行い。故アントニオ猪木さんの肖像権等を管理する猪木元気工場(IGF)からの警告書を受けて謝罪したことを、各メディアが報じた。

 中嶋は昨年11月の全日本参戦以来、『闘魂スタイル』を掲げ、同年大みそかに行われた興行で同王座を防衛し、「1、2、3、ダー!」と絶叫したことで物議をかもしていた。

「中嶋はもともと高校生だった2003年の時に、長州力が率いた団体『WJ』において15歳9カ月でデビューし将来を嘱望された。同団体崩壊後は佐々木健介と北斗晶の夫妻に買われるも、その後、袂(たもと)を分かつてしまった。つまり、まったく“猪木イズム”はないはず。そんな背景もあって、あまりにも軽はずみに“絶叫”してしまったようだ」(プロレスライター)

 この会見の数日前、IGFの湯川剛氏は、自身のブログでIGFが猪木さんの「闘魂」を商標登録をしているにもかかわらず、中嶋が無断で使用したと指摘。さらに全日本プロレスが「闘魂スタイル」の商標を出願していたことを明かし、IGFは1月末付で弁護士を通し、中嶋と全日本に警告書を送付したことを暴露していた。

 各メディアの記事によると、7日の会見中、中嶋は急に何かを思い出したように「そうそう、なんか俺に猪木元気工場から警告書が届いて」とカバンから封筒を取り出したのだとか。そして、「大みそか、『ボンバイエに染める』と言って勢い余って『1、2、3ダァー』をやってしまったので、本当にそのことに関しては猪木元気工場さま、この場をお借りして謝罪したいと思います。改めて『1、2、3ダァー』とリング上で言ってしまったことを誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。

 しかし、「自分は『闘魂』と一度も言ったことがないです。そして『猪木さん』ということも僕の口からは一度も言ったことはないです」とし「自分が思い描いた闘魂スタイル。俺の生き様、闘魂スタイルを今後、使っちゃいけないと言われてすごく困惑している」と肩を落としたという。

 そうなってしまった背景だが、そもそも、生前から猪木氏のビジネスにおける“三種の神器”にはそれぞれ単価があり、猪木氏以外は不可侵が暗黙の了解。それを中嶋があっさりと破ってしまったためにこういう事態に陥ったというのだ。

「まず、『1、2、3、ダー!』は10万円、数々の公の場でくらわせた『闘魂ビンタ』は100万円。そして、1998年4月4日の東京ドームにおける引退試合の退場時に初めて公の場で朗読した『道』というタイトルの詞の使用は300万円が相場と言われていました。本人が行うことでその金額ゆえ、他人がそれをやったらもっとふっかけられても仕方ないでしょう」(格闘技業界関係者)

 どうやら、〝猪木イズム〟を口にして継承するには、それなりに金がかかりそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2024/02/20 09:00
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