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SixTONESの再契約問題が再燃…リーボック社長が「新会社と対話できない」と苦言

SixTONES(ストーンズ) Official web site

 SixTONESのアンバサダー起用をめぐり、スポーツブランド「Reebok JAPAN(リーボックジャパン)」の田中裕輔社長が、旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務などを引き継ぐ新会社「STARTO ENTERTAINMENT」に対して「ちゃんと情報開示してほしい」「福田社長と対話させてもらえない」などと苦言を呈した。新会社の対応のまずさが浮き彫りになっており、ファンから「SixTONESは独立するべき」との声が相次いでいる。

 SixTONESは、昨年3月にリーボックジャパンのブランドアンバサダーに就任。ジャニーズ性加害問題が拡大しても契約は継続され、メンバーたちの「リーボック愛」が深かったことから、田中氏は昨年12月に「色々落ち着いたら次の契約更新タイミングでは日本史上初の複数年ブランドアンバサダー契約を結ばせて頂きたい気持ちで一杯です」と複数年契約への移行を示唆していた。

 ところが、田中氏は今月6日に自身のX(旧Twitter)で「SixTONES*Reebokコラボですが、昨日をもちまして一旦、年間契約は終了しました」「メンバーの皆も続けたいと言ってくれた中、継続に向けて話してきましたが、スタート社の新体制になったからなのか、それってメンバーやファンにとってどうなの?的な話も色々出て来たため、調整に時間を要しています」(現在は削除)とつづり、再契約の交渉がSTARTO社側の何らかの問題によって難航していることを明かしていた。

 さらに田中氏は13日付の投稿で、「STARTO社側に伝えたい内容」として再契約交渉における3つの問題点を提示した。

 1つ目は「ちゃんと情報開示をして欲しいです」とし、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からSTARTO社がどんな権利や資産を引き継ぐのか、SMILE-UP.とは今後どのような契約になってお金の流れはどうなるのか、各タレントとはどんな契約になっていくのかなどについて「我々は今まで何も聞かされていなく、今後もちゃんと開示する予定は無いと聞いています」と記した。

 この状況に関して、田中氏は「STARTO社の実態やお金の流れが全くわからない中で今後の広告契約をするかしないかを迫られている訳で、企業にとってこのような不透明な中で契約するのはリスクが高いだけでなく、情報の不透明性を助長するため、ガイドラインにも反する行為になり得ます」と指摘している。

 2つ目は「タレントの意向も聞いてファンの気持ちも考えて欲しいです」とし、田中氏は「次の契約内容について話し合った時に言われた内容はタレント自身の意向を反映しているとは思えませんでした」と苦言。1年間の契約期間中に集めたファンの声も反映させたいが、「ファンの皆さまの気持ちに寄り添った形にしたいと(STARTO社に)提案しても話し合いさえさせて頂けません」とした。

 3つ目は「とにかく対話がしたいです」と題され、最も深刻とも思える内容になっている。

 田中氏によると、性加害騒動が大きく騒がれた昨年はSTARTO社の代表に就任する予定だった東山紀之氏が田中氏にアポを取るなど対話する姿勢を見せていたというが、福田淳氏が社長に就任してからは「誰が阻止しているかわかりませんが、福田社長は正式就任して早や3ヶ月以上経ちましたが、どれだけ望んでも対話する事は実現できません」という状況だという。

 田中氏は「ぜひ開かれた会社に向けた第一歩としての対話を、何卒よろしくお願いします」と求め、「なお上記は全て間にいる広告代理店から伝聞している内容なので、もし認識が異なるならそれも含めて教えて欲しいです」と、すべて広告代理店をはさんでのやり取りになっていることを明かした。

 また、田中氏は「わたしはSTARTO社を攻撃したい気持ちはいっさいなく、個人的にも大好きで会社としてもお世話になったタレントが所属する(であろう)STARTO社にもっと良い会社になって欲しいし、日本のエンタメ業界の規範になって欲しいと強く願っている人間です」と立場を示した上で、追伸として「先週、広告代理店からお渡しした質問状はお手元に届いていますでしょうか?ご担当者様に『預かる』とだけ言われたようなので取引先の声が届く体制になっているのかも含めて対話させて頂きたいです」と記している。

 情報開示やメンバーの意向が契約に反映されていないのも問題だが、大事な広告スポンサーの社長が事務所代表との対話を求めても応じず、質問状を渡してもレスポンスが悪いというのが事実なら、芸能事務所うんぬん以前に「企業としてどうなのか」という印象すら受ける。

 もしSTARTO社が対話に応じないなどの対応を続ければ、SixTONESは「ほぼ決まりかけていたアンバサダー再契約」を失うことになりかねない。そのため、ネット上のファンからは「ほんとSixTONES独立してくれ」「6人そろってソニー(ミュージック)に移籍してほしい」「タレントの仕事の妨げになる事務所ってなに?みんなで独立してほしい」「やっぱり東山さんに任せるべきだったのでは」といった声が続出している。

 その一方で「独立したらSixTONESって名前が使えなくなる」「本人たちが新会社との契約を選んだなら軽々しいことは言えない」という意見もあるが、いずれにしても多くのファンが再契約問題はどうなるのかと気を揉んでいるようだ。

 STARTO社は4月1日から本格始動する予定だが、すでに問題山積で前途は多難といえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/15 18:00
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