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西日本でもPM2.5濃度上昇中

「きれいな空気が吸えるのなら……」大気汚染が止まらない中国で、金持ち用“空気シェルター計画”が浮上!?

a0319.jpgイメージ画像(「足成」より)

 PM2.5をはじめとする大気汚染が深刻化する中国で、「大気汚染物質遮断マンション」が人気となっている。

 このほど北京市内で分譲が開始された高級マンションでは、 外部の空気をろ過・浄化して取り込むことができる最新鋭の空気清浄設備を屋上に備えている。これにより、各戸では家庭用空気清浄機は不要となるという。また、地中熱ヒートポンプや空調システムにより室温や湿度も調節され、棟内は常に「高原のような快適さ」という触れ込みだ。1平米あたりの分譲価格は約63~66万円と予想されており、周辺の相場と比べても強気の価格設定となっている。


 北京市の最新の高級マンションでは、こうした空気清浄機能はもはや常識となりつつあるという。しかし、広東省ブロック紙社会部記者によると、北京市内ではさらに驚きの計画まで浮上しているという。

「マンションも備えた複合商業施設を無色透明の巨大なドーム状の幕で覆い、内部には浄化した空気を充満させるというシェルター化計画を、大手デベロッパーが立案している。荒唐無稽に思えるが、大学教授などが参加するプロジェクトチームも発足していると聞く。富裕層の間では、海南島をはじめとする比較的大気の汚染度が低い地域への移住もブームとなっているが、 北京できれいな空気が吸えるなら、金に糸目は付けないという人も多い。現時点では研究段階だが、今後も大気汚染の深刻化に歯止めがかからなければ、実行に移される可能性もある」

 結局、きれいな空気を吸うのも金次第ということになりそうだ。そんなことより、汚染源の撲滅を進めたほうが簡単な気もするのだが……。
(文=牧野源)

最終更新:2016/01/27 18:13
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