本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.152

「泥沼化は必至か──」大恩人の逝去で動き始めた、酒井法子の“復帰利権”

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 11月の執行猶予明けに、芸能界復帰がウワサされている酒井法子。その後見人であった富永保雄さんが、肝臓がんのために死去した。それを受け、酒井の“復帰利権”をめぐって業界関係者が水面下でうごめき始めた模様だ。

 2009年8月、当時酒井の夫だった高相祐一が、覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕。その後、行方不明になった酒井の逃亡を助けたのが、酒井の継母と親密な関係だった、解体業を営む富永氏だった。酒井の逮捕後、所属事務所であったサンミュージックは、断腸の思いで彼女を解雇。しかし、酒井の更生と復帰については、富永氏と協力して全面的にサポートすると公言した。

 一方で、「会長」と呼ばれて、マスコミや芸能関係者と親しくなった富永氏は、独断で10年12月に酒井のみそぎ本ともいえる自叙伝『贖罪』(朝日新聞出版)を出版。TBSの情報番組に出演させて、事実上の復帰を画策したが、マスメディアはそれを受け入れず、失敗に終わった。それ以降、鳴りを潜めていた富永氏に接触したのが、芸能プロを経営するK氏だった。K氏はかつて“闇の帝王”と呼ばれ、「イトマン事件」で逮捕された許永中の人脈の一人。芸能界の実力者である大手芸能プロオーナーの腰巾着ともいわれている人物だ。

 そのK氏が、酒井周辺で動き出したのは昨年4月。中国政府が麻薬撲滅キャンペーンの“禁毒大使”を酒井に依頼するのだが、それを実現するためにまず動いたのが、「東京ガールズコレクション in 北京」を主催した「アンダーゼットグループ」の周帆代表。K氏は、周代表から日本の代理人に指名されて、富永氏に接触したのだ。

 その後、富永氏の理解も得て、酒井は禁毒大使として訪中。ボランティアとしての活動だったにもかかわらず、「ギャラは1億円」と報道された。しかし、実際は本当にノーギャラだった。では、1億円という数字はどこから出たのか? 取材を進めると、この金額は、周氏が、酒井人気が高い中国語圏でいち早く復帰させるための活動資金として、K氏に渡したものだったのではないかという疑惑が浮かんだ。

 現にK氏は、酒井をまずは台湾で復帰させようという動きを見せた。それを察知したサンミュージックがK氏をけん制したことにより、動きは止まったと思われた。その結果、周代表から責められたK氏は、再び富永氏にアプローチ。酒井の執行猶予明けを待って、ジャッキー・チェンも関わっている、ある香港映画で女優復帰を画策しているという最新情報を入手した。しかし、富永氏の死去によって、この話は頓挫する可能性もあるし、酒井の今後も流動的になった。そこに、K氏以外の芸能関係者も“復帰利権”に群がり始め、いち早く復帰させようという動きもあるというのだ。

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