日刊サイゾー トップ > 海外  > 韓国人による韓国ディスが止らない!

「ヘル朝鮮」は韓国版・今年の流行語大賞? 韓国人による“韓国ディス”が止らない!! 

「平凡に生きたいという欲を持ってはいけない国」
「義務は山のように多いのに、権利はほとんどない国」
「社会のすべての問題が、自分自身の気の持ちようにかかっているとされる国」
「3流の仮説であるトリクルダウン効果を、国家最高の大学教授たちが15年間も定説のように信じ切っている国」
「社会の矛盾を指摘すると、共産主義者・敗北者の烙印を押される国」
「痛みが、若者の青春になる国」
「右翼と左翼の区別は難しいのに、上下の階級の区別ははっきりしている国」

 かなり辛らつな批判の数々だが、これらはほんの一部にすぎない。言葉が独り歩きする現状に、警鐘を鳴らす識者、文化人が増えている。韓国のリーダー・朴槿恵大統領でさえ、このヘル朝鮮という言葉に代表される国民の悲観論に危機感を抱いているようだ。9月に大統領府で行われた主席秘書官会議の席では「行き過ぎた悲観と批判を脱し、経済体質を変えて第2の跳躍を実現しなければならない」と発言していることからも、そのことがうかがえる。

 ヘル朝鮮という言葉はただの流行語なのか、それとも社会に見捨てられていると感じる国民の悲愴な嘆きなのか――。ひとつの言葉がここまで市民権を得ている現状を見るに、後者であるような気がしてならない。
(取材・文=河鐘基)

最終更新:2016/01/28 12:42
12
ページ上部へ戻る
トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真