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“ニッポン礼賛番組”TBS『メイドインJAPAN★』の下品で押しつけがましい演出に辟易

■「外国人が喜ぶ」=「日本人が喜ぶ」の構図

 それは、『和風総本家』に比べて、過剰に感動を前面に押し出し、「モノ」をあげることで、やたらと外国人を喜ばせる=見ている日本人を喜ばせるつくりになっていたからだ。

 日本の1/4~6の平均所得であるブラジルには、電動自転車や高級無水鍋。ものが今ひとつ流通していないロシアでは、万能調理器やシャワートイレ。「日本製品のよさ」というよりは「金にものを言わせて」商品をばらまいて喜ばせている印象が拭えない。

 もちろん、もらったものはうれしいし、便利だろうけれど、この喜びは、まず第一に高価なものを「タダでもらっている」という部分にウエイトが置かれているのでは? と、下世話な見方をしてしまうのだ。

『和風総本家』では、外国で長年使われている「made in japan」なもの、それはもちろん、その使用者が自分で選び、「これがないと困る」とか「この品質はよそにない」と、自ら代価を支払った上で尊ばれている製品を紹介している。それを日本の職人が一つずつ丁寧に手作りしていたり、信じられないような時間をかけて制作されている様をVTRで紹介し、なおかつ、そのVTRを外国で愛用してる持ち主にも見せる。

 するとその外国の日本製品愛用者、特に現地の職人の方なんかは、同じ「ものを作る職人」として日本製品に込められた誠意やこだわりに感服したり、目を細めて感心したりするのだ。

 もちろん彼らは、この先もそれが壊れたら直したり買い続けるだろう。なぜなら、他の製品にはない良さを身を持って知っているからだ。その製品でなければダメな理由(精度や品質)もよくわかっている。

 だが、『メイドインJAPAN』の場合は、外国に住む方々に、ゆかりの家族が無料で、それなりの値段がする製品をプレゼントするという構図である。

 もちろん、家族や大切な人を喜ばせたいという「送り主」は、素直にその相手を思ってのことだろうし、送られた相手の「喜び」になんの罪もない。

 実際に出演している方々は皆いい人たちばかりで、家族を思う気持ちに胸打たれる部分も、もちろん多々あった。

 しかし、その「喜び」の見せ方に、下品というか、押し付けがましい意識を強く感じ、辟易してしまうのだ。

 それでいて、肝心の「メイドインJAPAN」な製品についての掘り下げはほとんどなく、ただただ過剰に「いかに素晴らしい商品であるか」が強調され「いかに、これをもらってうれしいか」が繰り返される。その過剰な礼賛に、なんの悪意もなく見ているつもりなのに、何度も通販番組を連想してしまうほどだ。


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