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二次元キャラと結婚したい!! 署名活動まで企てた男の“深すぎる苦悩”に迫った

Gatebox

 もはや、二次元にしか性的興奮・恋愛感情を抱くことができない。そんなことを苦悩とも思わず当たり前のこととして生きる男女が増えているという。

 そうした新たなジェンダーに向けた珍サービスも、少しずつ出始めている。6月には品川の結婚式場で二次元キャラと結婚式を体験できるイベント「VR結婚式」が開催され話題となった。

 そして11月には、ついにキャラクターとの「婚姻届」を受け付けるサービスが始まり、話題を呼んでいる。これは、キャラクターと共同生活できる装置「Gatebox」を研究開発するGateboxが始めたサービス。専用の「婚姻届」を特設サイトで提供。印刷・記入して郵送すると、「婚姻証明書」を送り返してもらえるというものだ。

 相手は、キャラクターであれば性別不問。3Dアニメや特撮キャラとの婚姻届も受け付けている。NGなのは実在の人物と重婚。「心に決めたお一人のみ、届け出をお願いいたします」とされている。

 これは、同社への就職を希望する場合のエントリーシート代わりにもなるそうで、いわば新たな企業の宣伝戦略。とはいえ、入社した場合にはパートナーとの暮らしを充実させるための「扶養手当」と、パートナーの誕生日に休暇を取れる「生誕祭休暇」が存在するなど、本当にキャラクターと結婚した気分になることができる。

 いよいよ現実味を帯びてきた二次元との結婚。そんな夢を、誰よりも早く実現しようとした人物がいたのを覚えているだろうか?

 それが2008年に、当時オープンし話題になっていた署名サイト「署名TV」で行われた「二次元キャラとの結婚を法的に認めて下さい」という署名活動だ。日本政府に対し、二次元との結婚ができるよう法律改正を求めるというもの。当時、公開されていた呼びかけ文には、こう書かれていた。

 * * *

もはや、僕たちは三次元には興味がありません。できるならば、二次元の世界の住人になりたいとすら考えています。しかしながら、現在の科学技術ではそれは実現されそうにはありません。そこで、せめて二次元キャラとの結婚を法的に認めてもらうことはできないでしょうか?もし、これが実現したら企画者は、朝比奈みくると結婚する予定です。

 * * *

 この企画者の、心の叫びのような呼びかけが功を奏したのだろうか。署名は瞬く間に話題になり、3,500筆あまりが集まった。その話題はネットだけのものではなかった。AFP通信などの海外メディアでも、この奇怪な署名活動は、結婚率の下がる日本社会の問題と関連付けて報道されたのである。

 署名と共に寄せられたコメントも切実なものだった。「三次元はろくな女がいないから大賛成」「昔から二次元の人しか好きになれなくて」「彼女と一生共に生きていきます」など、もはや二次元に操を立てた男女の言葉が、いくつも寄せられていた。

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