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週刊誌スクープ大賞

小室圭さん『コイン詐欺』報道の違和感……眞子さまとの結婚はなぜ“妨害”されるのか

 KINGと称して、約1万3,000人から460億円も集めた詐欺師、銅子正人(41)が逮捕された。

 新潮によれば、銅子は資産数千億円、ライブで歌を唄い、神主でもあると称して、月に3%の配当をすると口から出まかせをいって、カネを集めたという。

 騙された大半は60代以上の女性で、年金暮らし。それにしても年利36%だぜ。そんなうまい話があればオレが乗りたいよ。

 新潮の記事の中に、こうした詐欺師の常とう句に気をつけろというのがある。「元本保証」「高利回り」「絶対損しません」「友達を紹介してもらうと特典がある」。最近は「仮想通貨に替えませんか」というのもあるそうだ。

 だまされるほどカネがあるのが幸せか、オレオレ詐欺さえ電話をかけてこない貧乏を嘆くべきか。こんな戯れ歌を紹介しておく。

「貧乏をすれどこの家(や)に風情あり質の流れに借金の山」

 私は、現代とポストの違いは、ポストはまだ事件取材やスクープを取ろうとする熱意は失っていないが、現代はもはやそれを諦めてしまったというところにあると思う。

 私は、スクープを追いかけない週刊誌は週刊誌とはいえないと思っている。

 もちろん、スクープには企画もののスクープというのもある。現代の前の「飲んではいけない薬」や、今回の「老親が死ぬ前に相続を」というのも、その一つではある。

 だが、それを延々続ければ、読者は飽きて離れていく。そうした中では、以下のパナソニックの記事は、なかなか良くできていると思う。

 現代によれば、パナソニックの津賀一宏社長(62)という人は、なかなかユニークではっきりものをいう人らしい。

 2月10日(日曜日)の日経新聞朝刊に掲載された、津賀社長のインタビュー記事が、パナソニック内で話題になっているという。

 津賀はこういっている。

「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」

 津賀は12年に社長に就任して以来、大赤字を垂れ流したプラズマテレビ事業の撤退戦を指揮するなど、老舗の革命児としてトップを張ってきたという。

 その社長が「近いうちに潰れるかもしれない」といったのだから、社内の波紋は大きかったようだ。幹部社員がこういう。

「経営がうまくいっていないことが、活字になって念を押されたような形で、会社よりも自分の将来を不安視する社員が増えました」

 そんなことをいうのなら、オレが社を立て直してやる。そういう松下幸之助のDNAを受け継いだ社員はいないようだ。そこが都賀社長のいう危機感なのだろう。

 津賀はこうもいう。

「米国の店に行ったら消費者がうちのプラズマテレビとティッシュとバナナを同じワゴンに入れて買っていた。『テレビが安いからプールサイドかガレージで使うんや』と。開発者はホームシアターとしてリビングで使ってもらおうと高画質にしているのに。
 アホらしくてやってられるか、と思った。日本メーカーがなぜ世界を席巻する商品を出せていないか。答えは単純だ。日本のお客様の声を聞いてきたから」

 津賀は、テスラ社との騒動の顛末についても、包み隠さず答えている。

「(テスラの問題が落ち着いたのか)知りません。テスラのお守りしてるわけではないですから。大変な一年だった。(中略)イーロンから『もうかってない』とメールが来る。私は『本当は隠してるのとちゃう』『ロス多いからやろ』と返す。せめぎ合いですよ。はっきり言ってうちはもうかってない。こんなはずではない」

 提携相手とのこともこうしてハッキリしゃべってしまうのは、社員としては、困ることもあるのだろう。

 日経記事の真意を聞きに行ってみたら、ご本人も、

「申し訳ないけど、あの記事に関しては、あんまり取り上げられたくないんですよね……」

 それはないんじゃないの社長! 活字になったら、その言葉が独り歩きするのだ。それを知らなかったとすれば、あんたは幸之助に叱られるぞ。

 NHK朝ドラの『まんぷく』はずっと見てなかった。ようやく即席ラーメン誕生になったので、このところ続けて見ている。

 安藤百福(日清食品創業者)が発明したチキンラーメンが発売されたのは昭和33年(1958年)8月25日だそうだ。

 初めて食べたときは、珍しかったがうまくはなかったという記憶がある。『まんぷく』の中でも、発売当初はかなり苦労した様子が描かれているが、爆発的に売れ出したのはTVコマーシャルをやりだしてからだった。

 その後、私の家では、チキンラーメンに野菜を炒めたものを入れて食べるようになった。大学時代、カネのない地方から来た学生は、仕送りが来るまで万年布団に寝たまま、毎日チキンラーメンをそのままボリボリ食べていたものだった。

 その『まんぷく』で主演を務める長谷川博己(41)は、来年の大河ドラマ『麒麟がくる』の主役も決定したという。

 朝ドラと大河の主役連投は極めて異例だそうだ。文春は、その長谷川と長年同棲していた年上女優・鈴木京香(50)が、一時は破局したといわれていたが、『まんぷく』のドラマそのままに人生大逆転、破局説から一転、逆転劇が見られる日は遠くないと報じている。

 2人の交際が発覚したのは2011年のこと。10年に放送されたドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演がきっかけだった。

 京香が演じる出版社勤務の女性と年下の金融マン、長谷川との不倫で、過激な性描写が話題を呼んだ。

 だがこの頃、長谷川は無名に近い俳優で、京香は大女優。だが、彼女は長谷川を10年近くにわたって支え続け、鼓舞し続けたという。

 京香は、その前はやはり無名に近い堤真一と付き合い、やがて堤がブレイクし、その後破局を迎えてしまう。

 京香という女性、気さくで可愛らしい一面もあり、シャンパンならいくらでも飲めるという「酒豪」だそうだ。

 岩手県にあるジャズ喫茶の名店にも一人で気軽に顔を出すそうだ。これは一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」のことだろう。私も何度か行ったことがある。

 京香と長谷川は同棲生活を送っていたが、3年前に、長谷川は彼女の近くにマンションを借りたそうだ。そんなことから同棲解消、破局と見られたようだが、文春が1月26日、大阪で仕事を終えた長谷川が、京香のマンションに入っていくのを目撃したのである。

 独身を貫く最後の大物女優が、長年支え、鼓舞して、NHK大河ドラマの主役にまで育てた男と一緒になる。いい話ではないか。

 結婚しなくてもいいから、京香と連れ立って「ベイシー」でジャズを聞きたい。そう思うのは私ばかりではないだろう。

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