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19年ぶり東京ドーム公演、ジャニーズJr.の悲惨な給料事情

19年ぶり東京ドーム公演、ジャニーズJr.の悲惨な給料事情の画像1
SixTONES(ストーンズ)/「ISLAND TV」より

 ジャニーズJr.が19年ぶりに8月の東京ドーム単独公演を発表し話題となっている。ジャニーズJr.はジャニーズ事務所の特定のグループに所属していないデビュー予備軍メンバーの総称である。ユニット結成や、アーティストのバックダンサーなどを務めながらデビューの機会をうかがう。東西あわせて約300人ほどのメンバーがいるといわれる。

 ジャニーズJr.は1990年代末から2000年代はじめにかけて一大ブームとなった。滝沢秀明を筆頭に、現在は博報堂に勤務する小原裕貴、喫煙で解雇となった大坂俊介など人気メンバーが勢ぞろいであった。今回の単独公演はジャニーズJr.ブームの再来ともいえそうだ。ただ人気に比して彼らの境遇は悲惨である。

「ジャニーズJr.はあくまでのデビュー予備軍の研修生という名目なので、固定給はありません。ジャニーズ事務所の所属タレント扱いでもないため、退所した場合でも基本的には公式発表はなされません。レッスン料は無料ですが、ギャラも交通費程度でしか支給されないといいますね。アルバイトをする暇もないといえるでしょう」(芸能関係者)

 そうなると、実家暮らしならばともかく、ひとり暮らしの場合はかなりきつそうだ。実際にはどれくらい稼いでいるのだろうか。

「バックダンサーなどの仕事を務めた場合には、アルバイト料が出るようですが、そちらも微々たるもののようですね。滝沢秀明がJr.の待遇改善をたびたび求めていたのはよく知られています。喫煙で解雇された尾身和樹が『マネーの虎』(日本テレビ系)に出演した時には、金額は伏せられていましたが、前後の文脈から読み解くに、全盛期の年収は100万円程度だったと見られます」(前出・同)

 同年代のフリーターか、それよりも少ないくらいというのがジャニーズJr.の実際の収入といえるだろう。そこからデビューを勝ち取れるのはごく一部。実に厳しい世界なのだ。
(文=平田宏利)

最終更新:2019/06/02 21:00
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